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味噌・醤油 小野甚味噌醤油醸造

パソコンと通販を使って伝統的な手づくり
無添加醤油の良さを伝えています

 店主
店員の横顔
社長 小野甚之助 氏
まり子さん
専務 甚 一 氏

◆ 積極的な物産展参加で宣伝と開発のネタ探し
店内峰山町役場の前に位置する小野甚味噌醤油醸造(株)は創業86年。現在、小野甚之介社長と甚一専務の二人が商品を造る家族経営の店だ。
22年前、それまで勤めていた食品会社を辞め家業を継いだ甚一氏は、まず、その当時メーカーの多くが添加物を使っているところに目をつけ、研究を重ねて無添加の味噌醤油を売り出した。その後、「かけむらさき」「だしむらさき」「ぽんずむらさき」などの一味違った醤油、地元のコシヒカリを使った「いなか味噌」「ほんもの甘酒」など、こだわった商品を考案し続けている。
アイデアはラベルデザインも含めすべて甚一氏によるものだが、実際に使うのは女性が多いという考えから、味と香りのチェックは妻のまり子さんが担当。大型店にも商品を卸す一方、地元での小売は現代だからこその個別配達をメインにし、安定した顧客を確保している。 また、京阪神で行われる「大京都展」「農林水産展」「村おこし物産展」などのイベントに積極的に参加することで、町外の顧客獲得にも力をいれている。
「出展は商品をアピールする場だけでなく客のニーズを知る場でもあるんです。それに異業種の人とのつきあいも広がり、いろいろ勉強できて、新しい商品開発のヒントになります」と甚一氏。そのせいか、最近では遠来の客、男性客が増えているという。

店内 ◆ 通信販売で全国の顧客を獲得する
小野甚では地元客対象の直販のほか7〜8年前から通信販売にも力を入れている。料理随筆家の大村しげさんが小野甚の商品を気に入り、いろいろな雑誌で紹介。それがきっかけで通販希望者が全国に広がった。実際、通販の売上は年々増えているようだ。通販における戦略としては、過去3年間の通販利用者に中元・歳暮のシーズンにギフト品のカタログを送付、3年ごとに新商品を出すほか、季節ごとにギフトの内容を変えるなど、新鮮味を出して興味を持たせる工夫をしている。
また、パソコンの導入も早く、昭和52年には甚一氏がBasicで顧客元帳のプログラムを作り、請求書を作成。それまで3日もかかっていたのがわずか数時間で済み、能率も大いにアップしたという。現在は顧客管理、売上管理、商品ラベルやリーフレットの作成などにも活用しているほか、1年前から店のホームページも開設し、インターネット通販も行っている。
地元客の好みは全て頭に入っているという甚一氏だが、顔がわからない通販利用者に関してはパソコン管理が重宝だ。帳簿管理を担当する妻のまり子さんも「もっとパソコンを勉強してサポートできれば…」と話す。
手づくりの伝統と味を守りながら、通販やパソコンを活用した、「守り」と「攻め」の両方をうまく組みこんだ経営に注目される


店外観 小野甚味噌醤油醸造 株式会社

■京都府中郡峰山町杉谷300
■営業時間/午前8時30分〜午後6時(不定)
■定休日/無休
■TEL.0772-62-0476 FAX.0772-62-4760
■URL. http://www.digi-tool.net/onojin/
■E-mall. onojin@digi-tool.net



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