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日用品から玩具まで地域顧客のニーズに 閑静な住宅街に立つ小さな商店。最近では珍しくなった駄菓子類を中心に、ノートや鉛筆などの文房具、手芸用品まで、ありとあらゆる品物が揃う現代版の"よろず屋"さんだ。なかでも、駄菓子の品揃えは充実している。ハッカ入りの菓子やイカの干物、麩菓子、風船ガム…。そのほとんどが10 円から20 円程度。2 個で10 円という破格商品もある。「100 円でも十分に買い物ができます」と話すのは店主の野秋芳子さん。
主に店が賑わうのは、小学校の授業が終了してからだ。1 人、2 人と子どもたちが訪れ、やがて店内は黄色い歓声に包まれていく。土曜日などは、昼から閉店の時間まで遊んでいる子どももいるという。「別に、ようけ買ってもらわなくていいんです」この居心地のよさが魅力なのだろう。 店を訪れるのは子どもたちばかりではない。シニア世代のお客様がベーゴマやめんこ、ビー玉などを手に取り、「懐かしい!」といって買っていくこともあるという。また、50 年以上地域で店を構えているだけあって、昔の" おなじみさん"が子どもや孫を連れてやって来ることもある。 最近では、地域内にコンビニエンス・ストアやディスカウント・ショップなどが立ち並び、小売店の市場競争が激化している。しかし、駄菓子などの希少アイテム、子どもを中心とした購買層、ワンコインで買い物を楽しめる価格帯、そして、地域に密着した親しみあふれるサービス…。すべてが大型量販店には真似のできない付加価値であり、それが同店の魅力を高め、顧客の" 棲み分け"につながっているといえる。 |
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野秋商店 【営業時間】 8:00〜18:30 |