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店主 苦節12年!
地道な販促と細やかなサービスで集客


MINT HOUSE


店内 無農薬にこだわった地元産のハーブで
オリジナル商品を提供

 京都府の北東部、豊かな山林と清流に育まれた町、美山町。この地で初めてハーブの栽培を手掛け、今やハーブ商品を取り扱うフラッグシップショップとして抜群の知名度を誇るのが「MINT HOUSE」だ。この辺りでは珍しいログハウス風の店構えは、すぐ側を走る国道からもよく目立つ存在。天井を高くとった店内は清潔感にあふれ、木の香りがくつろぎを感じさせる。
 「私のポリシーは、地元産の無農薬ハーブでお客様に安心していただける商品を提供すること」と神田氏。すっきりとまとめられた販売スペースにはハーブティーをはじめ、ハーブクッキーや石鹸、化粧水などのオリジナル商品が30種類以上も並ぶ。商品に添えられた使用法や効能は、興味をひくと同時にハーブ初心者にも安心して購入してもらうための配慮だ。こんな細やかなこころ配りが人気の秘密なのだろう。併設されたレストランでは新鮮なハーブ料理を手頃な価格で味わえ、その料理を目当てに足を運ぶ人も多いようだ。

店内春の見学バスツアーなど積極的な販促で活路を見いだす
 地元で「きぐすりや」という旅館・薬師湯を営む神田氏が、地域の農家とともにハーブを使った町おこしを始めたのは今から12年ほど前。もともと明治の頃から薬屋を商っていたこともあり、友人から聞いた西洋ハーブの薬効がきっかけだったという。「その頃、私自身ハーブの知識は皆無だったので不安はありましたが、町の活性化を目的に、多くの仲間が集まってくれたんです」。信州の栽培農家から買い入れた120種類のハーブ苗を育て、試飲することからスタート。商品化を目指して地域ぐるみで取り組んだという。
 平成元年には、ハーブ商品の製造・開発および販売促進強化のため、潟tレグランス・カントリー美山を設立。神田氏が会社を引き受けたものの、当時はハーブ商品に対する知名度も低く、販路の開拓には苦心したそうだ。「百貨店や量販店などが開催する催事や物産展には積極的に参加し、より多くのお客様に商品を紹介するようにしました」。
 現在では、百貨店や個店のコーナー出店先で定期的にハーブの講習会を開いたり試供品を無料で提供したりと、プラスアルファのサービスを心掛けている。また、毎年春には、京阪神からの見学バスツアーを実施して店のアピールをするなど、斬新なアイデアで顧客の維持にも努めている。
 「昨今のハーブブームと相まって、評判は上々。お客さまが美山町までわざわざ足を運んでくださるようになりました」と神田氏。店のオリジナル商品には根強いファンが多く、そういった固定客の開拓が成功の秘訣とも。他の小売店と比べ、立地的な不利は否めないが、量販店では味わえない細やかな対応が多くの消費者を惹きつけているようだ。
 「もともと町おこしを目的に始めた商売。赤字覚悟でやれたのが結果的によかったのかも知れません。今後も美山町からハーブの情報を発信し続けたいですね」。ハーブ事業に対する地域ぐるみの取り組みは、「MINT HOUSE」の成功に象徴されているようだ。

店外観 (株)フレグランス・カントリー美山
〒601-0762京都府北桑田郡美山町鶴ヶ岡
営業時間/午前10:00〜午後5:00
定休日/水曜日
TEL/0771-76-0329
FAX/0771-76-9008
URL. http://www.kigusuriya.com/mint/



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