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京だし巻
三木鶏卵
 店主

時代へのアンテナと独自の味づくりで
顧客を拡大


専務 三木 真也氏

◆ 玉子一筋に自社ブランドを確立
* 『京の台所』と呼ばれ連日多くの買物客で賑わう京都市中京区の錦市場商店街。その富小路通を西に入ったところにだし巻き専門店『三木鶏卵』がある。「この店のだし巻でなければ」と遠方から訪れるファンも多い店だ。
店の外観は明るく開放的。清潔感のある店内では、常時3〜4人がリズミカルに玉子を焼いている。「職人の手技を披露して購買意欲を促進する」という戦術の一つだが、思わず見入ってしまうほど見事な手捌きだ。そうして焼き上がっただし巻は、店頭のショウケースに順次整然と並べられていく。
現在、従業員はパートも含めて16人。だしづくり、焼く作業、販売などは繁忙具合により調整し、それぞれが技術を磨き商品のクオリティーを保っているのだという。またアットホームな職場の雰囲気をキープすることで、顧客づくり、リピーターの拡大につなげている。
大正15年に創業、先々代がこの場所で商売を初めて以来70年にわたり、だし巻を中心に玉子一筋で売上げを伸ばしてきた同店、現在も客足の途切れることなく、一般顧客だけでなく全国百貨店、量販店などの需要も多いのだという。

◆ 『独自の味』へのこだわりが人気の秘訣
その人気の秘訣は「コクのある風味と、まろやかな口当たり」を考慮した独自の味づくりにある。新鮮な卵に高級利尻昆布、特別ブランドの鰹、特別注文の本醸造醤油など原料面やだしと卵の配分、焼き方、とすべてにこだわる。
「常にアンテナを張り、なにごともどんどん試してみて『より良い味』を追求しています。ですから当店のだし巻は20年、30年前と同じ味かといえば基本的には同じ味ですが、微妙には変わっているんでしょうね」と専務の三木真也さん。売れ行きの良さは、時代の嗜好に合った味への探求と手抜きのない姿勢が商品に反映されているからだろう。
店頭には、卵のみのシンプルなだし巻のほか、野菜巻きや鰻巻きなど各種だし巻が常時10種類並ぶほか、温泉卵やゼリー寄せ、玉子豆腐など卵の加工商品も展開。新しい商品開発にも着実にアイディアを生かし、それぞれに独自の味づくりで間口を広げ顧客を拡大している。

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◆ インターネット通販で、新たな販路を広げる
また同店は、京都、大阪、東京などの百貨店にも出店、「多くの人に味わっていただいて『これが三木鶏卵のだし巻きの味か』と頭に入れてもらうことで、京都の錦に来られたときに、立ち寄っていただけるようになればと思っています。『三木ブランド』として広めていきたいですね」と、ここ本店での成長に繋げていきたいという。
そして昨年、新たな販路の拡大のためインターネット発信事業にも参加。(財)京都産業情報センターが発信しているホームページ『ふろむ京都』の「京都の有名商店街とユニークなお店」の中でだし巻セットや烏骨鶏卵などの通信販売画面を開設。「始めたばかりでまだ売上げには繋がっていません」と笑うが、専務が中心となって錦市場の参加を促進したほか、青年部会発行の錦市場を紹介した冊子『錦』では、編集委員としても活躍。こうした若い積極的な経営姿勢が店を活気づけ多くの支持を得ているようだ。


店外観 三木鶏卵

■京都市中京区錦小路通富小路西入ル
■営業時間/午前10時〜午後6時
■定休日/火曜日
■TEL. 075-221-1585
■URL. http://www.joho-kyoto.or.jp/~nishiki/omiseyasan/
mikiegg/mikiegg.html




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