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思いがけない種類のハチミツが勢揃い
トレンドな三条通に面して店を構える『ミール・ミィ』。もともと昔ながらのハチミツと和菓子の材料を扱う店だったが、ハチミツブームの兆しをいち早く感じて、平成10年にリニューアルオープンした。れんげやアカシアなどの定番品のほか、さくら、菜の花、コーヒーなど、思わず“エッ!?”と目を見張る種類の国産ハチミツやハニージャムが勢揃い。ブルガリアから直接輸入したという「バラのハチミツ」は、現地でもほとんど市場化されないという希少価値のある幻のアイテムだ。また、ハニージャムも人気のアイテムが勢揃いし、素材や品質にこだわった逸品が季節ごとに登場している。もちろん、添加物などは不使用。賞味期限は開封後約1カ月程度だが、“使い切り”できるように小瓶に分け、リーズナブルな価格で少量販売するなど、消費者の視点に立った細やかなサービスが人気を呼んでいる。
生産現場に仕入れスタッフを派遣し、ハチミツの魅力を知る
「単一の花だけでつくられる“MONOフラワーハニー”を揃えています」と業務部長の宇野さん。同店では、スタッフを養蜂家のもとに派遣し、実際に収穫を手伝いながら高品質なハチミツだけを仕入れている。「おいしいハチミツには風景があるんです」。生産現場を知ることで、そのハチミツがどのような特色、魅力をもっているのか、お客様に直接伝えることができるという。まさに、究極のトレーサビリティといえるだろう。
店名の由来は、フランス語で“私だけのハチミツ”という意味からつくった愛称。その名のとおり、店内に設置されたカウンターで全種類のハチミツを試食できる。食の安全・安心とともに、お客様に“納得感”や“満足感”を提供することで店の信頼を高めているようだ。
新商品開発は、お客様の声がヒントに
新しい商品開発にも力を注いでいる。「試作品を含め、毎年5種類以上は開発しています」と宇野さん。淡路島に咲く桜の花びらを煮詰めた“ハニー・桜花びらジャム”、鹿児島産の紫イモを使用した“ハニー・紅いもジャム”などが人気。いずれも、お客様の「こんな商品はないか」という声に耳を傾けたり、レストランのシェフの意見をヒントにして生まれたものだ。甘みを抑えたヘルシーなハニージャムは若い女性を中心に支持を得ている。また、ハチミツを炊き込んでつくった手づくりの「ハニー石鹸」は、刺激が少なく、肌に優しいと評判だ。他店(よそ)にはないオリジナル商品を求めて、北海道や沖縄からも注文が舞い込むという。
馴染みのない分野の商品開発にも挑戦
最近、同店が注目し取り扱いを始めたのが、ハチミツを醸造したMEAD(ミード)というお酒。日本ではほとんど馴染みがないが、白ワインのようなテイストは実はワインよりも古い歴史がある“知る人ぞ知る”アイテムだという。そのほか、ローズヒップのハニードリンク、アップルビネガーなど、ドリンク類も充実している。「将来的には、店内にスタンディングバーを設けたい」と宇野さん。積極的な商品開拓で、顧客のすそ野を広げようと意欲的だ。
従来のハチミツ専門店のイメージを払拭し、男性でも訪れやすい店舗コンセプト、品質に徹底的にこだわった顧客本位の品揃えで人気を高める『ミール・ミィ』。今後の取り組みに目が離せない。
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