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◆ レトロな店内ディスプレイが集客に効果
市内、新京極通りにある眼鏡研究社は、オリジナルハンドメイドのメガネ専門店。レトロ感覚で個性的な商品が揃っていると、終日多くの人で賑わう店だ。商品のほとんどは、明治〜大正時代の頃に使われていた丸型フレームのメガネ。老舗である同店が創業以来100年以上収集保管してきたデッドストックをもとに、サンプラチナ合金、セルロイドなどの素材や部品を使って忠実に再現し、現代人の骨格に合わせて制作したもの。高齢者には懐かしいメガネだが、新鮮でファッショナブルだと、圧倒的に若者の人気が高い。 またアンティークなメガネを、より印象づける洒落た店内ディスプレイも集客に効果を上げている。「現代的センスの中でこそ、古いデザインが映える」という4代目社長の玉垣嘉一氏の販売戦略は、ショーケースに入れるのではなく、洋服のように自由に好きなものが選べるブティックスタイル。相談には応じるが決して勧めないのが秘訣だと語る。麻暖簾◇のれん◇の掛かった入口に足を踏み入れると、デッドストックのアンティークメガネや古いタイプライター、扇風機などが、商品のメガネとともに木のテーブルや棚にディスプレイされ、セピア色の店内はどこか『懐かしくて新しい』ムードを演出している。 ![]() ◆ 製造販売に切り換え、客のニーズに専門的に対応 現在の店舗にリニューアルしたのは4年前。以前は『玉垣眼鏡店』、『メガネの玉垣』などの屋号で既製品を扱っていたが、『既製のメガネでは満足できない』という氏のこだわりが、商品から店名、店作りにいたるまで従来のメガネ店という既成概念を払拭してしまった。 「本来メガネは量産品ではなく、個人に合わせてその人好みのものを作ること。それが数年前よりメガネのディスカウントが台頭してからは商品価値が乱れてしまった。使い捨てでなく、メガネはその人にとって分身みたいなものですから大切にしてほしいし、本来の手作りの良さを知ってもらいたい」と玉垣社長。 若い頃から古いメガネや、海外のアンティーク物を集めて自分で再現し、ときおり注文にも応じていた。メガネ好きが高じて現在のような製造販売に切り替えたのだという。 また、『安心と信頼』をモットーとし、伝承製法技術を持つ同店ならではのサービスを行っているのも特徴、部品の交換や修理などアフターフォローに万全を期しているのはもちろんのこと、デザインの注文やフィッテイング、軽さなど客に合うよう、どんな小さなことでも専門的に対応する。そうした安心感が顧客満足へとつながっているようだ。 |
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眼鏡研究社 ■京都市中京区新京極蛸薬師上ル ■営業時間/午前11時〜午後8時 ■定休日/水曜日 ■TEL. 075-221-0717 |