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シルク製品 MAYUKO絹工房

オリジナル商品の開発と流通経路の革新で
産地不況を吹き飛ばす!


 店主 専務の横顔
今井英之さん 44才
【趣味】 ゴルフ、旅行
【経営理念】 丹後をファッションリゾートにすること
【今後の取り組み】
シルク製品を中心に商品開発を行ってきたが、今後はこれまでのノウハウと人脈を生かして、丹後の有機野菜の朝市を開催するなど、地元特産品をアピールしていきたい。地域活性化のためのコーディネーター的な役割を果たしたい。

1 自社ブランド製造直販への事業転換が成功への道
店内織物産地の不振が続く中、特産のシルク商品の製造・販売で年商3億円を実現しているのが、丹後を中心にFC方式で25店舗を構える『MAYUKO絹工房』だ。
「繊維産業は流通構造不況」と今井専務。織元が納めた素材(反物)が着物として小売店で販売されるまでには、いくつもの問屋を経由しなければならないため、在庫の過剰や大量の返品などによって産地は常にしわ寄せを受ける立場にあるという。
こうした危機感を背景に、同社ではこれまでの流通構造への依存を断ち切り、平成4年から独自ブランド商品の開発を推し進めてきた。白生地の製造業からシルク製品製造販売業への事業転換が成功へのターニングポイントとなった。

2 異業種との幅広い技術提携で、丹後を代表する目玉商品を開発
店頭に並ぶシルク商品は、スカーフやタオル、帽子、手袋、ショーツなど300種類以上。いずれも企画から染色、デザインまで一貫して手がけているほか、たとえばタオルなら愛媛県今治市、靴下なら奈良県広陵町のメーカーなどと積極的に技術交流を進めている。豊岡市で生産されたハンドバックの表面に、防水・防汚性に富む「ハイパーシルク」をコーティングした商品は、同社の人気アイテムの一つだ。
消費者直販システムを支える秘訣はほかにもある。同社のアンテナショップはすべて、百貨店や観光センターなど集客力の高い立地に店を構える。丹後を訪れる年間300万人の観光客をターゲットにしたもので、「消費者の目に触れる効果は抜群」だという。

店内3 “神秘の国の魅惑のシルク”直販システムの切り札はホームページにあり!
「インターネットの普及は、地方に店を構える私たちにとって追い風だった」と今井氏。5年前から本格的にネット通販に取り組み、年間2000万円以上の売り上げがあるという。
その成功のポイントとして、(1)充実した内容のホームページ、(2)常に新鮮な情報を発信、(3)消費者とのリアルタイムのやりとり、などが挙げられる。動画や音声による仕掛けいっぱいのホームページには、商品情報とともに丹後の観光やイベント情報などが満載。また、消費者から受け取ったメールは、常にスタッフがチェックし、即返信している。こうした一つひとつの取り組みが、ファンの獲得に結びついているのだ。

4 ユニークな地域限定商品が普通のお土産に飽きた消費者の心を引きつけた
「消費者にわざわざ足を運んでもらうためには、一般の小売店ではできないサービスをしなければ」と今井氏。直販店では、反物や友禅の小紋などを手芸用に切り売りしているほか、地元の第3セクターが開発した細胞の老化を防ぐなどの効能があるという健康食品「食べる絹・シルクパウダー」などユニークな地域限定商品を取り扱い、海産物や食品土産に飽き足らない消費者の心を引きつけている。
繊維産業の流通構造にあえて挑戦することで、製造・直販というビジネススタイルを切り拓いた『MAYUKO絹工房』。付加価値のある品揃えとインターネットの活用により、独自の販売チャンネルを確立させたことが成功の要因といえるだろう。

店外観 今井織物株式会社「MAYUKO絹工房」
ハンカチ、スカーフなどのシルク製品のほか、食べる絹や菌床椎茸といったユニークな地域特産品を直販する織物店。

■会社設立/大正11年
■社員数/13名
■京都府与謝郡野田川町三河内1326
■TEL.0772-42-2158 FAX.0772-42-0262
■URL/http://www.mayuko.com
■営業時間/午前10時〜午後8時(ミップル店)
■定休日/無休(ミップル店)



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