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いちごのお菓子専門店
マガザン・デ・フレーズ

イチゴの魅力をスイーツに託してブランド確立


素材の味わいをそのまま生かした" 安全・安心"を提供

フランス語で"イチゴの店"という意味をもつスイーツ店。今から、5 年程前、有機栽培で
育てられた" 愛媛産イチゴ"を初めて口にしたとき、あまりのおいしさに「このイチゴを使って、お菓子を作りたい!」と感動したのが、店を始めるきっかけだった。

「良質の土で育ったイチゴは、何も手を加えなくても十分においしいんです」と店主の渡部美佳さん。イチゴの味が最大限に引きだせるよう、日々レシピを調整し、イチゴ本来の甘みや酸味を生かした"安全・安心"の品揃えが人気を呼んでいる。

また、季節ごとに各産地の旬のイチゴを使ったスイーツも取り揃えている。さまざまなスイーツ店が巷にあふれているなかで、あれこれ手を出すのではなく、"イチゴ"に特化したコンセプト発信、他店との差別化に努めたことが成功につながったのだろう。


最先端のモード感覚を取り入れたメニュー作り

もともと、アパレル・デザイナーだったという渡部さん。メニュー作りに独自の" モード感"を取り入れているのが特徴だ。「大人がメルヘンな気持ちになれるようなアイテムを用意しています」。たとえば、神戸・北野のレトロなホテルをイメージしたショートケーキ。真っ赤なイチゴとピスタチオで、枯葉が舞い積もる蒼古なホテルを見事に表現した。 

また、今年の母の日に販売したスイーツは、色とりどりのマカロン(アーモンドを使った焼菓子)をメインに、季節の生花と昆虫をかたどったマグネット(飾り)を周りに添えたジュエリーリングに見立てたお菓子を発売した。よそでは手に入らない付加価値、思わず「あっ」と驚くような"わくわく感"の提供が最大の魅力だ。大切な人へのプレゼント用にだけでなく、自分のために買っていくお客様も多いという。


催事や企画展への積極参加で顧客ニーズを吸収

地方催事や物産展、デパートなどの企画展には積極的に参加するようにしている。「私たちのような小さなお店をお客様に広く知ってもらうチャンス!」と渡部さん。催事や企画展のテーマに合わせて、新しいメニューを開発することも少なくない。

今年1月、銀座のデパートに出店したときは"イチゴの会席"を提案。2 枚のレンコンの間にイチゴのバタークリームを挟んだ"食べられる箸置き"やスイーツ感覚の生春巻、イチゴの葛饅頭など、素材の意外な取り合わせが話題をさらった。おいしいだけでなく、健康的でカロリーも低いことから、若い女性層に注目を集めたという。「多くのお客様に接することで、市場で何が求められているのかを感じ取ることができます」と笑みをこぼす。


イチゴ専門店としての独自の付加価値を創出

店頭を飾るショー・ウィンドウには、バラエティに富んだイチゴのスイーツが勢揃い。ケーキだけでなく、桜餅やアイスマカロン、胡麻豆腐など、品揃えも豊富で既存のスイーツ店とは一線を画しているのがわかる。「今後、"イチゴ"をキーワードにしてさまざまな可能性を見出していきたいですね」と渡部さん。

将来は、福岡や四国、甲信越など全国にあるイチゴの名産地を掘り起こし、生産農家と市場、ものづくりの現場を結ぶ新たな流通の仕組みを発信していくのが夢だと語る。町のケーキ店から脱却し、"イチゴ=マガザン・デ・フレーズ"と言われるようなブランド化をめざして、渡部さんの挑戦はまだまだ続く。


いちごのお菓子専門店
マガザン・デ・フレーズ


〒606-8307京都市上京区
千本通廬山寺上ル閻魔前町29
■TEL&FAX/075-463-8898
■URL/http://ichigonoomise.com

【営業時間】  11:00〜19:00
【定休日】 月曜、第1・3火曜(不定休)


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