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社長の横顔 西山 喜久治さん 59才 【趣味】 ドライブ、カラオケ 【経営理念】 真物(ほんもの)志向、伝統と革新 【今後の取り組み】 創作和菓子の味を多くの消費者に知ってもらうため、ホームページを充実させ、インターネット販売にも力を注いでいきたい。将来的には、フランチャイザーも視野に入れた取り組みを進めていきたい。 |
1 珈琲・紅茶に合う和菓子! 長岡京市の中心商店街に店を構えるのが、創作菓匠『喜久春』。季節の和菓子をはじめ、地元特産品のタケノコを素材に取り入れた「竹の子最中」や「筍餅」など、同店でしか手に入らない創作商品がぎっしりと並ぶ。「モノがあふれる成熟社会の中で、和菓子一つにしてもオリジナリティが求められています。常にお客さまに振り向いてもらえる商品開発を心がけています」と西山氏。コーヒーあんと生クリームをミックスさせた「カフェオーレ大福」、アーモンドプードルを加えた洋風生地の中にトロリとした白あんをはさんだ「お玉ちゃん」などは、コーヒーや紅茶に合う洋風和菓子として若者層にまで支持を広げている。 |
2 素材と製法へのこだわりが口コミを呼び込む!
素材に対しても徹底的にこだわっている。使用する水は鞍馬の純優水、小豆は丹波大納言、白小豆は北海道や備中産の最高品質のものを取り寄せる。また、あまみ付けに必要な砂糖は、取引先の問屋がわざわざ同店のために精糖してくれる「特別な砂糖」を用いる。砂糖特有のアクがなく、あっさりとした口当たりが特徴だ。さらに、製造工程一つひとつにも細心の注意が払われている。一流素材の風味を商品に生かすために、和菓子の味の決め手となる「製あん」作業には時間とコストを惜しまない。こうした手間ひまをかけて商品力を高めることこそ、顧客獲得の近道だ。商品のPRをしなくとも全国から注文が舞い込むのも、顧客の口コミ効果によるものだと推測できる。 3 常に新しい風を受けとめる「感性」と「気力」、 そして「努力」が必要だ! 「伝統を守るだけでなく、専門家の意見を経営革新に役立てていくことも大切」と西山氏。小売商業支援センターが主催する『あきんど講座』には毎回必ず出席しているほか、ビデオ貸出しサービスを積極的に利用するなど、他店の経営戦略の研究も欠かさない。 また、同センターの商店経営戦略相談(アドバイザー派遣制度)を活用し、カラーコーディネーターや中小企業診断士などのアドバイスをもとに店づくりや顧客カードの作成管理を進めてきた。その一つの実践例が、店舗の内外装や商品パッケージをグリーンに統一したこと。乙訓特産の竹をイメージしたもので、明るい雰囲気が消費者に好評だという。 4 伝統も味もインターネットで売る時代! 今年の9月から本格的にホームページを立ち上げ、インターネット販売に乗り出した。いまはまだ、採算ベースに乗っていないが「I Tに取り組む姿勢が重要」と考えるとともに、パソコンによる顧客情報管理にも積極的で、今後は一人ひとりの購入履歴の情報を、商品開発などに役立てていきたいという。 柔軟な発想による「商品開発」、I Tを活用した積極的な「経営革新」、専門アドバイザーによる「店舗づくり」という三位一体型の取り組みが、伝統の和菓子を競争力のある付加価値の高い商品へと押しやったといえるだろう。 |
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喜久春 地元特産のタケノコを使った和菓子のほか、生クリームやアーモンドなどを素材にした洋風和菓子など、ユニークな商品が豊富に揃う創作和菓子店。 ■会社設立/昭和53年3月 ■社員数/4名 ■京都府長岡京市長岡2丁目28-40 ■TEL.075-955-8016 FAX.075-955-8015 ■URL/http://homepage1.nifty.com/kikuharu ■E-mail/kikuharu@mbg.nifty.com ■営業時間/午前9時〜午後7時 ■定休日/木曜日 |