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社長の横顔 梶原慶三さん 71才 【趣味】 古代米の普及と研究 【経営理念】 情報価値のないものは商品ではない! 【今後の取り組み】 現在、ほとんど流通していない「古代米」をお米全体の市場シェアの1%程度にまで高めたい。店頭販売のほかにもインターネットや「古代稲研究会」の活動を通して、古代米の良さ、素晴らしさを積極的にアピールしていく。 |
| 1 まずは商品に惚れること!そして知恵を働かせること! 祇園に店を構える『かじわら米穀』は、他店ではあまり目にすることができない「古代米」の販売で、多くの固定客の獲得に成功している。 「卑弥呼が食べていたかもしれない健康食といえば、だれでも一度は味わってみたくなるでしょう」と梶原氏。同店が古代米を手がけるようになったのは、氏神である八坂神社の宮司から、神事で使う赤ごめを探してくれと頼まれたことがきっかけだった。農林水産省やJAなどに問い合わせるうち、京都府弥栄町で古代米を研究している人物と知り合いになり、赤ごめの種籾を分けてもらうことができたという。 「昭和60年秋には5俵ほど収穫することができましたが、お供えするのはわずかの量でよかったんです。それなら残りの分を売れないかと」。早速、商品名を「縁喜米」と名付け、PRを兼ねて地域の料亭や料理学校に無料配布したほか、新聞社やテレビに持ち込んだところたちまち話題に取り上げられた。1キロ2500円(現在は1750円)という値段に係わらず、全国各地から問い合わせが相次いだという。 2 「リスクを負ってもやる」という気持ちが商品の充実につながる
「赤ごめだけで満足していたら、これほど有名にはなっていなかったでしょうね」と梶原氏。店内には、「赤ごめ(縁喜米)」をはじめ、一つひとつ丁寧に真空パックされた「黒ごめ(紫雲)」「香り米(弥栄の香、八重の緑)」といったカラフルな古代米のほか、ビタミン豊富な「巨大胚芽米」、粘り気の少ない低アシロース米「ミルキークイン」などの新形質米がぎっしりと並ぶ。業界団体や商工会議所の情報をもとに、東北各県や沖縄県の農家を精力的に訪ね、収穫量や品質、価格的なリスクを同店がすべて負担するという契約条件でつくってもらったものだ。少しでも経費を節約するために、運搬費の安い小包を利用して米を配送することもあったという。「売れないからやらないという考えではダメ。ある程度のリスクを背負ってでも、米なら何でも揃えるというスタンスを確立したことが成功の秘訣です」。現在、古代米と普通の流通米の売り上げ比率は半々くらい。地元の消費者だけでなく、北海道や九州からも注文が寄せられていることからも、その人気と話題性の高さが伺える。 3 情報を発信しつづけないと商品は絶対売れない 同店では、古代米を購入した消費者に対して解説書と料理レシピを添付している。また、古代米のルーツやエピソードを記したチラシを毎月15000部配布するなど、積極的な普及広報活動に余念がない。 「付加価値も同時に提供しないと、商品は絶対に売れない」と梶原氏が話すように、有志とともに発足した「古代稲研究会」のシンポジウムなどで得た知識や情報を消費者に紹介しているほか、インターネットによる通信販売を手がけるなど市場の急速な変化にも敏感に対応。まだメールによる注文は少ないが、これも話題づくりの一つだと梶原氏は考えている。 元祖古代米の店『かじわら米穀』。他店にはないユニークな品揃えと店主のあふれるバイタリティーが、多くの顧客の心を引きつけているようだ。 |
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株式会社かじわら米穀 古代米や流通米のほか、あわやひえなど他店にはない豊富な品揃えが人気の米穀店。注文があれば全国のどこにでも宅配便で商品を発送してくれるのが魅力だ。 ■会社設立/昭和26年 ■社員数/5名 ■京都市東山区古門前通大和大路東入2丁目三吉町345番地 ■TEL.075-561-4583 FAX.075-561-4649 ■URL/http://www.mediawars.ne.jp/~kajiwara/ ■営業時間/午前9時〜午後7時 ■定休日/日曜日、祝日 |