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社長の横顔 一澤信三郎さん 50才 【趣味】 奇人・変人に出会うこと 【経営理念】 雲の行くまま、水の流れるごとく自然体で! 【今後の取り組み】 社員みんなで楽しく働いて、より良質な製品を生み出す。自分たちが加工する余地のない商品を扱うつもりはないが、帆布の可能性と広がりはこれからも追求していきたい。新しいものと古いものとのバランス感覚が大切だと考える。 |
1 商品へのこだわりがファンを生む
天然素材の帆布を使ったオリジナルバッグを製造直販し、今や京都ブランドとして各地からの注文が殺到しているのが『一澤帆布』だ。明治創業以来、代々の店主がこだわり続けてきたのは、とにかく丈夫で長持ちする商品を作ること。もともと大工や植木職人が使う道具袋などを手がけていたが、昭和の初めに、ある大学山岳部からの注文でリュックサックを作ったところ、使いやすさと頑丈さが受けてたちまち人気商品になったという。 2 第1にお客様の声を聴くこと 店頭に並ぶ商品は、すべて自社で責任製造・販売している。完全直販を行うことによってお客様の声をより吸収し、商品に反映することができるという。 「例えば、バッグのひもが切れたというお客さんが来られたら、なぜひもが傷んだのかあれこれ考えてみる。縫製が悪かったのか、それとも他に原因があったのかとか。その積み重ねが商品の品質向上に役立っているんです」と4代目社長の一澤氏。しっかりと三重に縫いつけられた柄の部分や丁寧に処理された糸端などに、帆布職人の細やかな心配りとプライドが感じられる。 3 徹底したアフターケアで安心と信頼を得るこれまで目立った広告や営業はほとんどしていない。にもかかわらず、全国から注文が寄せられるのは、取り扱い商品に廃番がなく、いつでもアフターケアに応じるから。いったん販売した商品は、それがたとえ40年前のものでも可能な限りとことん面倒を見る。今でも売れ筋商品となっている職人用の道具袋などは、親子2代にわたって愛用してくれる人も多いそうだ。そういった信頼感が、口コミで全国に広がったのだ。 「気に入って買っていただいた商品ですから、採算を度外視してでもできるだけの修理はさせてもらってます」という一澤氏の商品に対する思い入れが、結果的にリピーターの確保に結びついているようだ。 4 時代のニーズに合わせ、常に前向きにチャレンジする 先代の店主が大学の先生と共同で作った鉱物採集袋は、当時としては画期的なものだったという。その新しい製品づくりに挑戦する姿勢は、今もしっかりと受け継がれている。最近SEIKOと提携して帆布でベルト部分を製作したという時計、また、携帯電話ケースも若者を中心に売れ行きは上々だ。「基本的にオモロイもんが好きなんでしょうね。神戸の家具屋さんの提案で、帆布を張った座りやすい椅子を作ったこともありました」。 商品に対する基本姿勢は決して崩さず、プラスアルファの好奇心が、世代を超えて愛用されてきた秘訣といえそうだ。 |
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一澤帆布工業株式会社 丈夫でおしゃれな帆布商品を豊富に取り揃える有名な老舗・店頭商品はすべて、平均年齢30歳前後という職人集団が手づくりで製作している。 ■会社設立/明治創業 ■社員数/60名 ■京都市東山区東大路古門前上ル ■TEL.075-541-0138 FAX.075-541-0139 ■URL/http://www.ichizawahanpu.co.jp/ ■営業時間/平日 午前9時〜午後5時 土、祝 午前11時〜午後5時 ■定休日/日曜日 |