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おだしの専門店
ふじや鰹節店
 店主
何でも安直の世に純天然の
乾物専門店としてやってます

◆ ヒバ材を生かした改装で、機能性も大きくアップ!
店内
鰹節、昆布、椎茸専門店「ふじや」は創業昭和27年の老舗。今年4月改装オープンし、これまでの倍の広さにした。富山のヒバ材をふんだんに使った店舗は、会長である藤井英男氏がかねてから希望していた現代和風づくり。「ヒバ材は高いけれど、うちはかつお節屋やから節のあるところを使ってコストを下げました」とさすが商売人だ。
店内の機能性をアップさせたのは、息子である英蔵氏のアイデア。固定の陳列台の足にレールをつけることで、横にスライドさせることを可能にし、大きな荷も通路の幅を変えることで楽に運べるようにした。
また時期ごとに売り出し商品が変わるため、改装前は商品の移動が大変だったが、店頭の売り出し用陳列台に直接商品を並べる方式をやめ、商品ごとに仕分けした箱を並べる「パレット式」にした。これだと必要に応じてユニットごと組み変えられる。そして足にコロをつけることで、軽く移動できるようにした。以前は重い豆類を載せた陳列台の出し入れで腰を痛めることもあったという。
作業効率をよくし、従業員の負担を少なくした成功例といえるだろう。
また通路は基本的に広くとり、車椅子の客も店内に入れるよう配慮。「これで鴨川を散歩しがてら買い物に来られた車椅子の方にもゆっくり見てもらえます」と客への心配りも忘れない姿勢が、リピート客につながっているようだ。

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◆高齢化に向け、若い層の顧客獲得作戦とは?

毎日の店出しの悩みは改装によって解消されたが、商売を続けるには高齢化問題がどうしても関わってくると英蔵氏は言う。「産地もユーザーも高齢化。このままいけば、家庭料理に天然のものを使うという食文化がすたれていくのではないかと…。現に改装前は何を売ったはるのかわからん店やと言われることが多かったんです」
若い主婦は日本料理というと構えてしまう。そこで本物志向の客を満足させる高級品だけでなく、値段が安くさらに味がしっかり出る商品も店頭に出し、手軽に使ってみることを勧めている。また、だしの取り方を記したパンフレットを渡したり、調味法を説明したりと、丁寧な接客を心掛けているという。
幸い改装によって店が目立つようになり、若い女性客の集客力が増し、観光途中に立ち寄った客からの地方発送も増えている。廃業する同業者が多いなか、ふじやでしか手に入らないと遠方から足を運ぶ客も増えたという。
伝統的な商品を売る店は高齢化による先細り感を抱きがちだが、発想を転換すればマーケット全体は縮小するもののライバル店も減るので競争相手が少なくなる。品種や大きさ、産地など細かな注文に対応できる強みが生かされ、専門店としての評価も高まっているようだ。


店外観 ふじや鰹節店
■京都市上京区枡形通出町西入三栄町
■営業時間/午前9時30分〜午後6時30分
■定休日/火曜日
■TEL.075-231-1283
■URL. http://www.joho-kyoto.or.jp/%7Edemachi/shop/fujiya/fujiya.html



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