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安心感と手軽さを追求
こだわりのお惣菜で リピート客を呼び込む

豆腐・天ぷら・惣菜
藤 利


健康・安全をテーマに 細やかな心配りで惣菜づくり
 昨今、家庭料理を補う新しいニーズとして急成長しているデリカ(惣菜)市場。叡山電鉄修学院駅にほど近い商店街、プラザ修学院の中程に位置する『藤利』は、豆腐・天ぷら・惣菜の店。豆腐はもちろんのこと、100種以上ある商品の約1/3が手づくりだ。
 「お惣菜は非常に奥が深いんです。同じ味はなかなかつくれない。また豆腐にしても、豆の漬かり具合、豆乳の濃度などがピッタリ合ってこそ、美味しいものがつくれるんです。できの悪い商品は絶対店に出しません」と出畑氏。素材や商品に対するこだわりも人一倍で、特に衛生面には気を配り、豆腐はできたてを『ホットパック』で包装処理している。また、店内から厨房が見えることも、顧客の安心感につながっているようだ。
 「お客様はみんな私の恋人。自分の恋人には高いものは売れないし、安心できないものも売れません。お客様に信頼される店であることが、惣菜店の第一条件です」。家庭の味を追求し、季節の素材をふんだんに使ったお惣菜は、年配の顧客が多いことから塩分を控えめにしている。そんな健康への心配りを忘れない姿勢も、お客様に信頼感と安心感を与えているのだろう。

活気ある商店街だからこそ個店も光る
 主婦が多くなる夕刻には、できたての惣菜を店頭に並べ、計り売りをするのも顧客獲得の演出のひとつ。商品から立ちのぼる湯気がシズル感を漂わせ、行き交う人々を店内に呼び込む。また、陳列棚には、単身者からファミリー向けまでさまざまな分量でパックした商品を並べ、多様化する顧客のニーズに対応している。
 「他の店で買物されても、『お豆腐は藤利さんじゃないとね』『卯の花はここのが一番』と、来てくださるお客様が大勢います。店の顔ともいえる人気商品をつくることも大事だと思いますね」と出畑氏は、新商品の販売にも力を注ぐ。3年前から始めた夏場の冷麺、今年3月から始めた寄せ豆腐(おぼろ豆腐)も試食を繰り返してようやくできたこだわりの商品だけあって、味に定評がある。
 一方で、出畑氏はプラザ修学院の会長も務め、魅力ある商店街づくりにも奮闘。プラザ修学院の通路には、24の店それぞれが特売品などを乗せたワゴンを連ね、バザール(市場)のにぎやかさを演出。さらに、自店の前でマイクを持ちながら、タイムサービスの告知を行うなど臨場感あふれるアイデアで集客を試みている。
 安心感と簡便性を追求した味わいの店づくりをする『藤利』。この店が繁盛する背景には、常に活気ある商店街があることも忘れられない。

株式会社 藤 利
〒606-8007 左京区山端壱町田町8番地の1
営業時間/午前8:30〜午後8:00
定休日/火曜日
TEL・FAX/075-711-2390



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