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社長の横顔 細辻聡和さん(14代 細辻伊兵衛) 36才 【趣味】 卓球(日本選手権、インターハイ出場経験あり) 【経営理念】 一枚の布を通して、情緒豊かな町家文化を創造する 【今後の取り組み】 手拭、タオル、ハンカチーフの三本柱を中心とする商品開発を行い、オリジナリティーあふれるモノづくりを行っていきたい。 |
1 「宝」は活かしてこそ「宝」! 明治初期から昭和にかけて製作された「町家手拭」を現代に復元し、今年4月、手拭のショップとギャラリーをオープンして話題をよんでいるのが『永楽屋
細辻伊兵衛商店』。元和年間に創業以来、代々「手拭」を中心とした綿織物商を営んできたが、戦後、時代の流れの中で手拭からタオルへと移行。あらためて手拭の商品価値に注目するようになったのは、14代目当主細辻聡和氏が店の倉庫に、数万点もの古いオリジナル手拭を見つけ、その大胆でモダンなデザインに感動したことによる。「職人技が生み出した芸術的なデザインを見て、これなら投資できると確信したんです」。かつては、最先端のファッション業界に身を置いていたという14代目だからこそ、古さの中に新しさを見いだせたのだろう。2 新ファッションアイテムとして若い世代の市場を開拓 自社ビル前を改築したショップ内には、大小さまざまな絵柄の手拭が70種類以上も並ぶ。スキーを楽しむ舞妓や酒徳利を抱えた古狸、京都の年中行事など、いずれもモダンでユニークな絵柄が魅力的だ。観光客はもちろん、手拭を知らない若い世代にも、新しいファッションアイテムとして注目を集めている。 その人気の秘密は、デザインの斬新さだけにあるのではない。注染で染められた商品や、捺染で染められた商品は、生地裏まで染料が浸透するように技術的にも細かな配慮がなされている。伝統技法の上にあぐらをかかず、ハイテクノロジーを随所に取り入れる前向きな姿勢が商品への信頼と、店への信用につながっている。 3 視点を変えて生活空間へのアイデアで!新たな商品開発・販売にも積極的に力を注ぐ。手拭生地を使用したタペストリーやトートバッグなどはすでに商品化され、女性層を中心にファンを獲得。今後は化粧ポーチなども商品化していく予定だ。また、需要の高いハンカチについても、店のキャラクターである『私は昔「桃太郎」と云われていました』や『叶福助』などの図柄をジャガード生地に染め、新しい素材を使ったオリジナルグッズを開発するという。 「これまで培ってきた伝統を大切にしながら、消費者ニーズに応じた商品開発を進めていきたいですね」と、常に先を見据えた経営戦略を心がけている。 4 町家文化の担い手としての意識をギャラリーに反映
『町家手拭ギャラリー』は、明治から昭和にかけて製作された貴重なコレクションを紹介するもので、「町家手拭」復元のヒントとなった作品が展示されている。「かつて手拭は、私たちの日常生活に深く溶け込んでいました。消えゆく町家文化をカタチとして後世に残すのが使命だと思っています」と細辻氏。現在は40点ほどだが、将来はさらに展示作品を増やしていきたいという。 注染などの伝統技法とハイテクによる現代技術をミックスさせ、「手拭」に新しい商品価値を吹き込んだ『永楽屋 細辻伊兵衛商店』。その温故知新の取り組みこそが、老舗にしかできない“技”といえる。 |
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株式会社エイラクヤ 手拭製品を中心に、タオル、トートバッグなど、モダンでユニークな絵柄が人気の綿織物商。「町家手拭ギャラリー」では、明治から昭和にかけてのオリジナル作品を展示。 ■会社設立/元和年間(1615〜24) ■社員数/10名 ■京都市中京区室町通三条上ル役行者町368 ■TEL.075-256-7881 FAX.075-256-7885 ■URL/http://www.kyoto-shijo.or.jp/eirakuya-ihee ■E-mail/eirakuya-ihee@mc.neweb.ne.jp ■営業時間/午前11時〜午後7時 ■定休日/月曜日 |