HOME | ビデオ|講座|空店舗|繁盛店|情報誌|京の商店街・グループ|業務内容|春夏冬|名店街|リンク
![]()
|
和田氏の実家は、戦前から木屋町で氷の卸を営んでいた。小学生の頃から店を手伝うなどして、商売を身近に感じていた関係で、大学を卒業後すぐ独立するつもりでいた。しかし、ある人から「3〜4年は社会に出て勉強したほうがいい」とアドバイスされ、外国車の販売会社に就職した。その後、「どうしても自分で独立したい」という強い思いを抑えきれず、フードショップを木屋町にオープンさせた。和田氏は木屋町のことは熟知していたので、「深夜向けのワンストップショップがあってもいいのでは」と思い続けていたというから、根っからの商売人といえよう。当時、コンビニが出店を始めた頃だが、このような業態の店はなく、ユニークな存在であった。
この店は、一般のコンビニにある商品プラス鮮魚、精肉、果物、野菜、切手、印紙、ハガキ、たばこなど、お客様が要望する商品がところ狭しと陳列されている。「とにかくオリジナリティが必要」という強い思いが、ユニークな商品構成を生んでいる。さらに季節によって品ぞろえや陳列は大きく変化している。また、必要に応じて配達も行っている。厨房は店構えから想像する以上に広く、スタッフが忙しく総菜や、弁当をつくっている。店が最も忙しい時間帯は午後6時から9時頃で、場所柄「きれいどころ」が来店・飲食し、店は華やかな雰囲気となる。
商売の原点はお客様に役立つこと 和田氏は「京商法は棲み分けを大事にしている」という。それが伝統を守り、その道で腕を磨くことにもなっているという。和田氏が実践していることは科学的・論理的である。若い頃にアメリカ留学しマーケティングを勉強してきたことで、スクランブルド・マーチャンダイジングを実践しているのだ。そして、商売の持論は、「狭く、深く専門化すること」。そして、町のコンビニとの差別化をしていくことが創業からのポリシーである。とにかく、「お客様の要望に応え、喜んでいただく」という一点で、「儲けは二の次でやってきた」という。その経験と時代の趨勢を感じとる臭覚が、次なる方向性を明確にしているようだ。
新規開業をめざす若者へのアドバイス 商売は、時代の変化が激しいほど若い人の活躍する場があるという。どのような業種・業態で商売をするにしても、若い人の発想・感覚が生かせる時代でもあり、今はチャンスなのだと語る。しかし、経営は継続が大切であり、継続させるには経験・蓄積が重要とアドバイスする。若い人は遊ぶことも大切で、遊ぶことで見聞を広め、遊び心を商売に生かすことが必要だと、かつての遊びの達人は力説する。
新しい事業に挑戦するバイタリティ 和田氏は、年少の頃から実家で商売と接してきたため「商いの心」が自然に養われている。仕事は、「お客様に喜ばれること、そして、汗をかくこと」と、愚直なまでにシンプルな考えだ。そして、このことを原体験としてもっていることが強みである。今後の計画は、新しい食べ方の提案をする飲食店を開く予定があり、おいしさの原点を素材から考え直す試みだという。そして、「この飲食店経営は、ものを売るということより精神・心を見ていただくことであり、日本人が日本人らしくなくなっていること、四季折々の歳事がおろそかになってきていることなど、日本人の心を取り戻すための大いなる実験なのかもしれない」と食育について熱っぽく話す顏は青年のようだ。この新しいコンセプトの店が開店することを期待せずにはいられない。 ※スクランブルド・マーチャンダイジングとは、スーパーマーケットで非食品を追加したり、ディスカウントストアで食品を追加するなど、これまでの主軸の取扱商品とは関連のないものを追加すること。 |
|
株式会社和田 【縄手店】 ■営業時間/10:00AM〜3:00PM ■〒605-0085 京都市東山区縄手通四条上ル ■TEL/075-525-5530 ■FAX/075-525-5531 ■e-mail/cosmo@f2.dion.ne.jp 【木屋町店】 ■営業時間/10:00AM〜3:00PM ■〒604-8002 京都市中京区木屋町通四条上ル ■TEL・FAX/075-255-1228 ■e-mail/cosmo@f2.dion.ne.jp |