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![]() ![]() 地元の人・物・文化を 生かした商品の開拓で、 新しい土産物店を展開
丹後の良さを付加価値にして提供しています。 北近畿タンゴ鉄道天橋立駅より徒歩3分。海の香り漂う町に店舗を構えるのが土産物「ちりめん問屋」。喫茶店「龍燈の松」の経営をベースに土産物を扱う店舗として4年前に拡大したのが創業のはじまりだ。 店内は丹後ちりめんを使った手づくり和装小物を中心に、宮津特産の魚介類、菓子、酒など丹後の特産品が見やすく手に取りやすいよう整理され並べられている。その一つひとつがオリジナリティーにあふれ、宮津湾の魚を材料とした黒ちくわ、丹後一の宮元伊勢籠神社に奉納されている宮津産の赤米、黒米など、商品のすべてに丹後へのこだわりを反映させている。 この地と人をこよなく愛す店主の山 氏のモットーは、「丹後の良さを商品の付加価値に」。自然と歴史が生み出す素材をベースとした丹後ならではの商品開発に余念がない。そのこだわりぶりは、自らが地元の生産現場をチェックし、生産者とのコミュニケーションを通して商品を吟味、納得してはじめて自信を持って売れる商品になるのだという。 また、山 氏は北海道・小樽でワイン造りを学び、地元の人達の協力のもと、数年後には「丹後ワイン」を販売する予定もあるとのこと。常に新しい商品を模索し続ける姿勢が、繁盛につながっているようだ。
さらに、近隣の健康・美容情報センターの役割を担うため、メーカーから商品情報を入手して健康情報誌を配布したり、体脂肪・血圧測定サービスなどの健康相談、美容相談会、健康機器実演会など、幅広い催しでお客さまへのきめ細やかな情報サービスも徹底しておこなっている。店内は、医薬品はもちろん、化粧品や衛生雑貨・健康食品、ドリンク剤などが種類・用途別に見やすく整理され、壁には商品の使用方法のチラシなどを貼ることで、より多くの商品情報を提供するように心がけている。さらに医薬品、化粧品とも専門のアドバイザーによる適切なアドバイスで、安心感と信頼感を得ているようだ。 新進アーティストにギャラリースペースを開放中「観光地での土産物店の使命は、利益を生産者に還元していくこと」という山 氏は、店内の一角をギャラリーとし、丹後・丹波を中心に活動している新進アーティストに無料で開放。機屋の奥さんが趣味で作ったちりめん小物から、地元で活動する作家の工芸作品まで、丹後の伝統を反映した作品を紹介すると同時に店のオリジナル商品として販売している。 「天橋立は日本三景のひとつ。全国から多くの観光客が集まります。観光地名を入れればなんだって売れるのも確かですが、丹後にしか存在しないというアイデンティティーを持ったものを見つけ、それを商品として紹介していく窓口になることがこれからの土産物店のあり方だと思います」と山 氏。生産者とともに新規市場を切り開こうとするパイオニア精神は抜きん出ている。 たんに既製の商品を販売するだけでなく、ものづくりの本質を知り、その土地の伝統や文化を生かした、ここにしかない新しい商品を開発・開拓することがこれからの土産物店の生き残りにつながると確信する。 |
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