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本 ブックス新京都

サービスの枠を越え
メディア・パイロットで顧客の心をつかむ


 店主 社長の横顔
本間 昌治 氏 44才
【趣味】
トライアスロンで肉体をとぎすまし、読書で心をひろげる。(努力はしてるが、結果については自信がない。)
【経営理念】
「メディアの形態にこだわらずに、情報・文化の伝達の水先案内人たれ!!」
【不況をこう乗り切る】
正社員は、社長と管理部長と1号店店長の3人のみ。あとはすべてアルバイト従業員だ。「私どもが仕入れや売上げなどを管理していれば、店先での商品売買はアルバイトでも充分に対応できます」と本間氏。徹底したアルバイト中心の経営が人件費削減に効果的なようだ。

1 郊外型でスペースと駐車場を確保 深夜の市場を狙った店舗展開が決め手
店内  京都南インター近く、国道1号線沿いに150坪の大型店舗を構えるのが『ブックス新京都』。店内には、数万冊におよぶ書籍を揃える。
 昭和60年、深夜営業がまだ珍しい時代に、午前10時から深夜0時までの郊外型書店を年中無休でオープンさせた。「駐車場付きの郊外型書店としては市内で一番最初でした。国道沿いで深夜まで開いている便利さから、会社帰りのお客さんが多く来られましたね」と本間氏。ちょうど夜型へと変化しつつあったライフスタイルのニーズをうまく捉え、前年比で毎年2桁の伸びを見せたという。

2 売るためには“売れる商材”を探せ
 しかし、ライバルの大型書店が増え、また、好調だったコミックや雑誌も、少子化などの影響によりマーケット全体が収縮傾向にあるのが現状だ。
 そこで「売れる商材」として新たに着目したのが、ファミコン関連商品。特に攻略本については20代、30代のヤングアダルトを中心に需要が高く、徐々に売り場面積を広げてきた。今では攻略本の販売数は全国でも上位にランクされる。また、繰り返しゲームを楽しむ人が多いことから、最新版はもちろん、他店では販売されていないような過去の攻略本まで、幅広く揃えているのが特徴だ。

3 新しいメディアに迅速に対応し、的確な情報を提供する
店内 「さまざまな情報が氾濫する中で、お客さまが必要としている情報を的確に提供する。それが私たちの目指す『メディア・パイロット』なんです」と本間氏。店内にはおびただしい数のファミコンソフト、CD、ビデオなども揃えられ、特価で販売されている。また、隣接してゲームセンターを設置。徹底してアミューズメントにこだわる本間氏の姿勢が貫かれている。
 平成9年に開設したホームページでは、主に攻略本についての情報を提供しているほか、通信販売も行っている。インターネットという新しいメディアにいち早く対応したことで、情報の交換がよりスムーズにできるようになったという。

4 21世紀に向けシルバー事業への参入を
 今後は、パソコンソフトの販売やシルバー事業への参入を目指す。「老人ホームにテレビゲームを設置して、囲碁や将棋を手軽に楽しんでもらおうと考えています」と、来るべき高齢社会に向けて夢は大きく広がる一方だ。21世紀には京都近辺だけでなく、日本全国への店舗拡大を進めていきたいという。
 単なる書店サービスの枠を越え、メディアのパイオニアとして独自の地位を築いている『ブックス新京都』。常に情報のアンテナを張りめぐらし、素早く市場ニーズに対応することが業績を伸ばす秘訣といえそうだ。

店外観 株式会社ブックス新京都
京都を中心に4店舗を展開する大型書店。書籍をはじめ、ゲームソフトやCD、ビデオまでさまざまな商品を取り扱っている。現在、本店は深夜3時まで営業しており、幅広い客層から支持されている。

■会社設立/昭和60年9月
■社員数/3人(アルバイト40人)
■本店/京都市伏見区下鳥羽長田町71-4
■TEL.075-622-3209/FAX075-604-0717
■営業時間/午前10時〜午前3時
■定休日/年中無休
■URL. http://www.kouryaku.net



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