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| 玩具 『あやき』 |
地域密着型の特徴ある商品構成で顧客獲得
社長 綾栄 美子さん
◆ 顧客の信頼を裏切らない豊富な品揃え
観光客をはじめ終日多くの人が行き交う祇園、四条通り。南座の三軒東隣に玩具店『あやき』がある。約20坪の明るい店内には、ガラガラなど幼児用おもちゃからミニカー、人形、ファミコンソフトなどがところせましと陳列されている。昨今めっきり少なくなった玩具専門店の中で頑張る、いわば街のおもちゃ屋さんだが、一方で代々続く団扇◇うちわ◇づくりの老舗でもある。 創業は天保元年(1830年)、祇園という土地がら版画で紋や名前を入れた芸妓用団扇を、現在も受注販売している。玩具を扱い出した大正時代には、南座の役者の絵草子の版画を販売、同時に羽子板や凧、紙風船などを置いていた。 時代とともに玩具の形態も様変わりし、最近では子供人口の減少にもかかわらず商品の種類は増える一方。100円のピンポン球から5万円代のコンピュータゲームまでその品種の多さには圧倒される。「この店ならどんなおもちゃでもあるという信頼を裏切らないよう、豊富な品揃えを心がけています」と微笑む6代目社長の綾栄美子さん。25年前に亡くなったご主人の後を継ぎ、店を切り盛りしてきた女社長だが、物腰は柔らかく3人の社員や顧客に支えられてやってきたと謙虚に話す。 ![]() ◆ 立地、季節に合わせた商品構成 大店法規制緩和による大型店の進出で、玩具業界も小売店が猛打撃を受けている。その一つが価格破壊だ。ゲームソフトなどは、同業者との共同仕入れで安く売る手立てを検討しているが、価格競争には対抗しきれないという。 そんな中「どこでもある商品では差別化を図れない」と、立地条件、購買年齢などを考え、店に合った商品構成を行っている。例えば電動で動く犬のぬいぐるみは店の人気商品。店頭でワンワン吠える可愛い姿は、行き交う人の目を引く。 南座隣という立地条件を生かし「観劇帰りの年配客も気楽に立ち寄れる雰囲気づくりをしています。今後、さらに選びやすく、見やすい陳列方法など高齢者をターゲットにした商品構成が課題です」と独自の店づくりを目指している。 また、季節のニーズにも機敏に対応。夏は花火、冬はクリスマス関連の商品や忘年会用の手品など、季節先取りの商品も置くよう心がけ、夜10時まで営業することで「あの店なら開いている」という安心が顧客獲得につながっているようだ。「おもちゃは文化。いつまでも子供たちに夢を与え続けられるような店でありたいと思っています」という社長の明るく温かい人柄も、多くのリピーターも集めているのだろう。 |
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(株)あやき ■京都市東山区四条大橋東入 ■営業時間/午前10時〜午後10時 ■定休日/火曜日 ■TEL. 075-561-3561 |