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開放的なお店の経営と
新しいサービスで地域に根づく

メガネのアイ


無料送迎や出張販売など
地域に密着したサービスに力を注ぐ

 京都府の北部、丹後半島にほど近い与謝郡加悦町に本店を置き、メガネと補聴器の販売チェーンを展開しているのが『メガネのアイ』。高級ブランドメガネをはじめ、若者に人気のファッションメガネやサングラス、老眼鏡など、老若男女を問わない豊富な品揃えが魅力の店だ。
 広い店内は明るく、鏡が効果的に配置され開放的な雰囲気。手にとりやすく並べられたメガネには、フレームとレンズのセット価格を明記してお客さまに親切な販売を心掛ける。
 昨年11月にはジャスコ福知山店に新しく5号店をオープン。積極的に事業を拡大しているが、「21世紀を目前に控え、これからは単に事業規模を拡大する経営ではだめですね。どれだけお客さまの立場で商売ができるかがカギ。お客さまの信頼と期待に一生懸命応えることが大切だと思います」と小長谷氏。
 最大70%の『商品割引サービス』や京都府内で初めてという補聴器の『安心保証制度』のほか、電話一本で顧客の送迎を行う『無料送迎サービス』やニーズのあるところへ直接出向く『出張販売』など、地域密着型経営のメリットを生かしたキメ細やかな対応で好評を得ている。

社員の発表する「経営計画発表会」で活力
 店の経営理念「皆で幸せになろう」は、小長谷氏の経験に基づいたもの。もともと大阪にある大手海外レンズメーカーの日本代理店でプラスチックレンズの輸入販売を手掛けていた小長谷氏が、閉鎖的で夢を持てない社長の企業方針に疑問を感じ、退職したのは34歳。「私にとってつらく苦しいことばかりでしたが、今になって思うと、彼を反面教師にいろいろなことを学びましたね」。技術を生かし、故郷の丹後の地で独立を決意したが、当時、メガネのニーズは少なく、しばらくは修理用のドライバーを持って、家庭を一軒一軒ご用聞きにまわる日々が続いたという。
 そんな下積みの苦しい中、仕入先を紹介してくれたり、市場情報を提供してくれたのは、サラリーマン時代の人脈だった。「社名の『アイ』は、苦労した時代に多くの人の愛情に支えられたことから名付けました」と小長谷氏。
 社員全員が夢を持って働けるような土壌づくりに努める一方、社員の意見や要望をできるだけ経営に反映しようと5年前から「経営計画発表会」をおこなっている。社員が自分の将来の目標をみんなの前で発表するもので、これによって会社としての結束力が強まったという。「お客さまに満足してもらうためには、まず社員が満足しなければ」と話す小長谷氏の信念が、社員一人ひとりの夢と希望を支えている。
 地域社会とのつながりを重視し、社員の夢に応える「アイ」の経営姿勢に、これからの小売業界が目指す新しい方向性が感じられる。

株式会社 アイ/加悦本店
京都府与謝郡加悦町算所440
営業時間/午前10時〜午後7時
定休日/水曜日
TEL/0772-43-0144
FAX/0772-43-0502



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