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複合店 サン・ムーン

時代のトレンドを店づくりに反映
一歩先行く地域密着型の複合店


 店主 社長の横顔
井上和也さん 41才
【趣味】 ジープでドライブ、サッカー
【経営理念】 地域に愛される店づくり
【今後の取り組み】
ホームページの開設、インターネット通販など、I Tを活用した事業展開を進めていく。また、昨年に始めた携帯電話取次店をワンステップとして、移動体通信ビジネスの可能性を探っていきたいと考えている。

1 先を読み、売れる商材や業態をどん欲に取り入れる
店内 書籍、レンタルビデオ、CD、コインランドリー、コンビニエンスストア、洋菓子店など、多彩な業種をミックスさせ、地域の情報発信拠点としての役割を担っているのが『サン・ムーン』。もともと紺染めや金糸生産を手がけていたが、繊維業の先行きに不安を感じた先代が、カップラーメンやハンバーガーなどを扱う24時間営業の無人販売機を他店に先駆けて設置したのが始まり。今から21年前のことだったという。
「売れる商材は業種、業態にかかわらず積極的に取り入れます」と現社長の井上氏。直営店のほかにも、FCへの加盟(洋菓子店)や不動産管理業(コンビニ賃貸、マンション賃貸)などに取り組むことで、多様化する消費者のニーズにうまく応えている。

2 ターゲットを絞った品揃えで販売効率を上げる
店内1 書店では固定的な売り上げの見込める雑誌類をメインに販売。あらゆる本をランダムに揃えるのではなく、新刊や話題書、ゲームの攻略本など、ターゲットとなる主婦や学生が目的買いできるような品揃えを心がけている。また、CD・レンタルビデオ店では、最近需要が伸びているゲームソフトの販売も行っている。ここでソフトを購入した消費者が、併設の書店で攻略本を探していくという「買い回りパターン」を生み出したことが成功のポイントだ。
ユニークなのは24時間営業のコインランドリー。ドライクリーニング用の洗濯機や靴洗い専用機などを豊富に備え、今や地域のインフラ施設として欠かすことのできない存在となっている。


3  図書館との双方向通信やネット販売などI Tをフル活用
店内 「各地に複合店が増加し、コンビニなども出店不景気を迎えた今、物販業界は新たな転機に差しかかっている」。時代の流れに敏感な井上氏が次に注目しているのは、経営に「I T」を導入することだ。現在、同店の取次店である東京出版と共同でホームページ作成に取り組んでおり、まずは書籍のインターネット販売などに着手することにしている。
また、将来は店舗にパソコンを数台設置し、来店者にインターネット体験をしてもらうほか、地元精華町の図書館に働きかけてオンライン双方向通信を進めていくなど、高度情報ステーションとしての機能の中に物販業の新たな方向性を見いだそうとしている。

4 収集した情報は店づくりに活かしてナンボ!
「収集した情報を蓄積し、店づくりに活かすこと」と井上氏。競争が激化する小売業において、取引先から得られるマーケット動向や消費者ニーズは貴重なニュースソースとなっている。こうした状況の中、同店では新たに携帯電話の取次店を開設した。将来、映像や音楽などのメディアは、情報端末を通して売買される時代が到来すると確信してのことだ。
地域ナンバーワンを目指した店づくり、そして的確な情報に裏打ちされた経営方針が、複合店としての付加価値を高め、結果的に集客に結びついている。

店外観 株式会社サン・ムーン
書籍、レンタルビデオ、CD、コインランドリーのほか、コンビニや洋菓子店を併設した複合店。ひとつのスモールタウンとしての機能を果たしている。

■会社設立/1975年
■社員数/25名(アルバイト・パート含む)
■京都府相楽郡精華町祝園二ノ坪九番地
■TEL.0774-94-5140 FAX.0774-98-2033
■営業時間/午前10時〜午後11時(書店、レンタルビデオ店)
■定休日/無休(書店、レンタルビデオ店)
■URL/http://www.kon-ya.com
■E-mail/info@kon-ya.com



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