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社長の横顔 石田迪夫さん 70才 【趣味】 水泳(日本選手権の出場経験あり) 【経営理念】 プロ意識に徹すること 【今後の取り組み】 大量生産・大量消費の時代を迎えても、あくまで手づくり直販にこだわっていく。 命あるかぎり、最高といわれる製品をつくっていきたい。また、未開拓地域である沖縄と佐渡島についても、需要が伸びれば通信販売の対応などを考えたい。 |
1 バッグ一筋、試行錯誤の中で他人には真似できない技術をマスター オリジナリティあふれる皮革製品が幅広い年齢層から支持を得ている『ボストン鞄店』。作業場を兼ねた店内には、牛やワニ、キリン、ダチョウ、ヒョウ、象など、最高級の動物の皮を用いた300種類以上のバッグがぎっしりと並んでいる。社長の石田氏は、これまでに京都市内の中学・高校指定バッグを20万個以上手がけてきたベテラン職人。皮素材を手に入れることが難しかった時代に、より低価格で良質なバッグを提供するために、アメリカやオーストラリアなどに直接出向き、現地で皮の仕入れや皮革製品の加工を手がけたこともあったという。 2 他ブランドの追随を許さない本物素材の皮革製品
「イタリアやフランスの有名ブランドに負けないためにはどうすればいいか? それは徹底的に本物の素材にこだわることです」と石田氏。同じ皮革製品でも、たとえば「牛革」を「ワニ革」のように疑似加工した製品は決して本物でないと話す。石田氏が手がけるバッグは、ボディそのものからポケット、ひもに至るまですべて本物の素材。目につかない裏地部分も、クロスや合成素材などで代用せずに、丈夫で強度のある牛革を使う。手抜きは一切ナシ。見えない部分にまで徹底的にこだわるきめ細やかな心配りが鞄に魅力をあたえるのだろう。モノがあふれる中、自分だけのカスタムメイドを求めて、北海道や九州などからわざわざ足を運ぶファンも多い。 3 “製品には最後まで責任をもつ”職人としての姿勢が信頼に!石田氏が常に心がけていることは、修理可能な皮革製品をつくること。同店では、バッグの形状や革の種類、カラー、縫い糸などが選べるオーダーメイドを受け付けているが、ファスナーは壊れやすいのでできるだけ避け、頑丈なドイツ製の錠前を使用。擦れて傷みやすい部分は牛革などでしっかりと補強することも忘れない。 「私が手がけた製品ならいつでも無料で修理します。子や孫の代まで大切に使ってほしいですから」と石田氏。細部まで吟味を重ねてつくり出された同店のバッグは、モデルチェンジのサイクルが早いファッション市場にあっても、常に高い評価を得ている。 4 これからは製造直販の時代!? 「21世紀の小売業は製造直販の時代を迎える」と石田氏。同店では商品の仕入れから加工まですべて一貫して行っているため、ワニ革のショルダーバッグが67,000円〜、アフリカ象のボストンバッグが156,000円〜と、いずれも市場の2〜3割ほど低価格。また数年前から全国からの問い合わせに応えるかたちで、一部地域を除き通信販売を開始した。このことで販売のすそ野が一気に広がったという。 本物の素材の追求、そして丈夫さへのこだわりなど、社長自身のバッグづくりに対する姿勢が『ボストン鞄店』というひとつのブランドを生み出し、ボーダーレス化する市場に飽き足らない消費者の心をつかんだのだ。 |
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有限会社ボストン鞄店 アフリカ象やアマゾンワニなど、本物の皮素材を用いた個性的なバッグが人気の店。デザインやカラーなどが選べるオーダーメイドも好評。 ■会社設立/1978年 ■京都市北区小山上総町18 ■TEL.075-441-0688 FAX.075-441-0733 ■営業時間/午前10時〜午後8時 ■定休日/無休 ■URL/http://www.boston-bag.co.jp/ ■E-mail/okyakusama@boston-bag.co.jp |