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| 平安京の都として繁栄えて以来、京都には国の内外からいろいろの物資が集まり、その中には、様々な野菜類(青果物)や山の幸も含まれ、京都の周辺に根付いた。 それらはやがて、京都の風土や食文化と密接につながり、生産農家はその伝統を丹精に守りつつ、並々ならぬ創意・工夫・努力の積み重ねによって、品種・品質の改良や生産の改善がなされた。そして現在では、良質の食材・特産逸品として産出されています。 |
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春 夏 物
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京たけのこ
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3月上旬 |
1654年に宇治黄檗山万福寺に明国の僧・隠元が猛宗竹の母竹を携えて来日して、西山の麓一帯に定着させたという説と、唐に渡っていた僧が持ち帰り、長岡京市の奥海印寺辺りに植えたのが始まりの2説があります。肉質が厚く歯触りがよく、艶のある白さと軟らかさ、筍独特のえぐみがなく、甘みがある京たけのこは、並々ならぬ栽培農家の丹精から生まれます。手作業での施肥・土入れ・竹の間伐などが日本一の誉れを守り続けています。木の芽和え、若竹煮、てんぷら、刺し身など幅広く楽しめます。 |
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宇治茶
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4月下旬
| 7月中旬 |
「鎌倉時代の中頃、栂尾の明恵上人が宇治に茶種を分栽したのが始まりで、その後、時の為政者に珍重されると共に、公家、僧侶、武士等の間での茶会の隆盛と共に発展し茶所となった。生産量は全国産出比で見れば多くはないが、玉露、碾茶、かぶせ茶など高級茶が中心で、他産地を圧しており、銘茶の伝統が今も生きている。 |
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伏見
とうがらし |
5月上旬
| 9月下旬 |
1684年の書物「雍州府誌」に「山城の国、伏見辺りで作られたものが有名」と記されており、かなり古くから栽培されてきたことが伺えます。別名「ひもとう」ともいわれ、とうがらしの中では最も長くなる品種です。軟らかで甘みがあり、辛くなることはありません。京都では家庭菜園で作っている農家も多く、焼き物・煮物・炒め物等夏場の重宝野菜です。葉も佃煮にして食べられます。 |
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賀茂なす
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5月上旬
| 9月下旬 |
江戸時代の書物に「ナスには紫茄、白茄いろいろあるが紫茄が良い。形は細長い長茄もあるが、風味円大な洛東河原(現在の左京区吉田・田中辺り)のものが最高である」と記されています。その種を大切に守り育ててきたのが上賀茂の人たち。一つ250〜300gほどの球形の高級茄子で、肉質がしまり歯ごたえの良いのが特長で「なすの女王」ともいえる風格をもつ京の逸品です。 |
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桂うり
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5月中旬
| 6月下旬 |
江戸時代から桂離宮の近くで作られていた品種で、長さ90cmにも達する大型うり。肉質が厚く、緻密で香り高く甘みが強い。軟らかいが歯切れ良いのが特長で、奈良漬に最適。 |
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万願寺
とうがらし |
6月上旬
| 8月下旬 |
舞鶴生まれの京野菜。大正末期、伏見とうがらしとカリフォルニア・ワンダーという大型とうがらしが交雑してできたのではないかといわれています。とうがらしの王様ともいえる大きさをもちながら、果肉は軟らかく甘みがあり、かつ種が少なく食べやすいことが特長です。味の良さと、形の面白さが浸透して、人気急上昇中の京野菜です。焼く、煮る、炒めるなど様々に楽しめます。 |
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京山科
なす |
6月上旬
| 9月下旬 |
山科区西野辺りで古くから栽培され、京都で「なす」といえば京山科なすを指すほど、なすの主流を占めています。皮が薄く肉質が軟らかく緻密で、種が少ないのが特長です。煮物、焼き物、漬物などどんな料理でも味よく仕上がる、夏の逸品です。 |
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鹿ケ谷
かぼちゃ |
6月下旬
| 8月中旬 |
五山の送り火で名高い大文字の麓、左京区鹿ケ谷で150年も前から作られていました。肉質は緻密・粘質で煮くずれせず、光沢に優れています。味は比較的淡白で、甘みも少ないので、味付け次第でどんな味にも染まります。形がユニークなので、食用以外に置物や茶席の飾り、花材や画材としても利用されます。中風封じで有名な安楽寺のかぼちゃ供養にも使われています。 |
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久美浜
メロン |
7月上旬
| 8月上旬 |
太陽と緑がまぶしい久美浜の自然で育った砂丘メロンは、果肉がたっぷりで香り高く甘くて、とってもジュウシ−な初夏の味覚です。 |
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秋 冬 物
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京たんご梨
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9月上旬
| 9月下旬 |
海に囲まれた風光明媚な丹後半島で育った「ゴールド20世紀」。光センサーで糖度選別した高糖度・高品質の青梨です。甘さたっぷり、みずみずしさがいっぱいです。久美浜町は府内最大のナシ産地。 |
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丹波栗
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9月上旬
| 10月下旬 |
奈良時代の記録にも登場するほどの古い歴史を持つ。大粒で色つやに優れ、ビタミンBに富む。甘露煮やマロングラッセなどのお菓子用に。くりご飯やゆでぐりで風味を楽しめます。 |
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紫ずきん
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9月中旬
| 10月下旬 |
丹波の黒大豆から生まれた秋のえだ豆です。粒が大きくコクのある甘みがたっぷりです。豆の薄皮が薄紫色で、頭巾のような形をしているためこの名が付けられました。たんぱく質はもちろんビタミンCやカルシウムが豊富です。 |
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丹波松茸
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9月下旬
| 10月下旬 |
秋の味覚の王様、丹波産は国内外のなかでも香り、味、歯ごたえともに最高の品質を誇る。焼くも良し、蒸すも良しの山の幸。 |
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堀川
ごぼう |
10月上旬
| 12月下旬 |
秀吉の贅を尽くした聚楽第が取り壊され、周りの堀が住民たちのゴミで埋められていくうち、ゴミの一つとして捨てられたゴボウが、巨大なゴボウに生長し受け継がれてきたという。有機栽培の原型みたいなもの。香りが高く、繊維が軟らか、味が芯までよくしみ込むのが特長です。 |
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みず菜
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10月上旬
| 3月下旬 |
江戸時代の書物に京都南部の東寺や九条辺りに品質の良いみず菜が栽培されていたことが記されています。葉にギザギザの深い切れ込みが特長で、京ものは葉柄が繊細で細く白く、緑の葉とコントラストが実に美しい野菜です。アクがなく軟らかくシャキシャキしてて、肉の臭みを消す効果があり、京野菜の代表ともいえます。 |
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壬生菜
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10月上旬
| 3月下旬 |
1800年代にみず菜の自然交雑でできたといわれる壬生菜は、中京区・壬生寺付近で多く栽培されていました。葉が細長くヘラのような形をしているのが特長です。ほんのり辛子の香りがあって、昔から京漬物の中でも千枚漬けなどに添えられ、高級品として扱われてきました。煮物、サラダ等用途は豊富です。 |
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やまのいも
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10月中旬
| 11月下旬 |
京都では「つくねいも」ともいわれ、古くから日本三景の一つ「天の橋立」のある宮津市で栽培されてきました。水はけがよく、常時適度の湿りがある、「いも地」で育てられた「やまのいも」は、肉質が締まり、水分が少なく粘りがたいへん強いのが特長です。きめの細かい「とろろ汁」はもちろんのこと、和菓子の材料としても最高の食材です。 |
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えびいも
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10月中旬
| 12月中旬 |
里芋の一種で、品種でなく栽培方法の違いにより作り出されるものです。安永年間(1772〜81)、平野家「いもぼう」の祖先・平野権太夫が青蓮院によって長崎から持ち帰られた里芋の種を預かり、土入れをして丁寧に育てているうちに、皮に縞がある大きな海老のような形をした芋が取れるようになり、宮が「えびいも」と名付けられたとか。粘り気が強く風味豊かな芋。まさに京の逸品です。 |
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京都
大納言 小豆 |
10月中旬
| 12月下旬 |
粒が揃い大きくて色つやがよく、独特の香りがあります。煮崩れしにくいので、つぶあんとしては最高の物。京菓子など一粒一粒を大切にする高級菓子作りにはなくてはならない存在です。 |
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聖護院
かぶら |
10月中旬
| 12月下旬 |
近江かぶらの変種で、江戸中期頃から、聖護院界隈で作られていたのでこの名がある。秋になると子供の頭ほどもあるかぶらの穫入れが壮観。「かぶら蒸し」や「鯛かぶら」などに用いる。京名物の漬物・千枚漬はこのかぶらを使ったものです。 |
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聖護院
だいこん |
10月中旬
| 1月下旬 |
170年くらい前に、尾張の国から奉納された長大根を、京都の篤農家が聖護院辺りで栽培するうちに、大きく真丸な大根になったとか。苦味が無くほんのり甘みがあり、長時間炊いても煮崩れせず、とろけるような味わいになるのが特長です。「ふろふきだいこん」や「おでん」が一般的ですが、生のおいしさも格別です。 |
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京金時
にんじん |
10月下旬
| 1月中旬 |
表面だけでなく、中まで紅色の美しいにんじん。冬場が旬で底冷えのきつい京都産ならではの、甘みがあり肉質が軟らかで、煮物に最適。粕汁や正月の煮しめなど冬の料理の彩りとして欠かせません。ビタミンA、B、Cや食物繊維が豊富。 |
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くわい
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11月上旬
| 12月下旬 |
「良い芽が出ますように」との願いを込めて、京都のおせち料理に欠かせない一品。甘みと特有のほろ苦さが特長で、煮物、揚げ物、鍋物に。かつての産地は南区の東寺周辺で、標高が低く井戸を掘ればすぐ水が沸きだすような低湿地であったため、良い「くわい」ができたとか。現在は、市内ではほとんど作られなくなり、京都府の南部・南山城村で受け継がれています。 |
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九条ねぎ
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11月上旬
| 2月下旬 |
京都でのネギ栽培の歴史はきわめて古く、約1300年前の和銅年間に導入されたとの記録があります。九条ねぎは日本の葉ねぎ(青ネギ)の代表品種であり、関東の根深ねぎ(白ネギ)と対象的で、葉の内部のぬめりが、ネギ本来の甘みと軟らかさの秘密です。南区・九条辺りで多く栽培されていたのが名前の由来です。 |
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新丹波
黒大豆 |
11月中旬
| 3月中旬 |
丹波の土壌と霧や昼夜の温度差が生み出した黒大豆は、大粒でしわがなくつやがあり、甘みが強くて栄養価も高く、煮炊きにしても型崩れしません。見た目に美しくおせち料理には欠かせない存在です。和菓子などの加工品や豆ご飯などにも使われています。 |
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花菜
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12月上旬
| 3月中旬 |
秀吉の時代から、冬の切り花として伏見寒咲なたねが栽培されていたそうですが、その花が蕾だけ摘み取られて食用として供されるようになりました。心地よい歯応えで、まさに「春」をつげる食材です。「菜の花漬け」も、季節を彩る京漬物としてすっかり有名に。和え物やサラダ、ソテーに花菜寿司など、多用に楽しめます。 |
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四季の移ろいに心をときめかし!
野山の幸、旬に食すれば美味至福 商売(あきない)も旬を大事に!! |