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京のあきんど訓 33ヶ条

   ――がんばりの発火点に!――

「地域と顧客に愛される商店は不滅である」との信念のもと、商店経営者が、 日々の経営と、自らの姿勢を顧み、この激動・混迷の商戦に生き残るための 一助に、活用されることを期して・・・。

第1、

真の商人はさきも立ちわれも立つことを思うなり (石田梅岩/江戸・享保期の京都の町人学者) 

第2、 たった一人のお客様こそ一万のお客様と思え (石田梅岩/江戸・享保期の京都の町人学者) 
第3、 忍の字は身の内の主(あるじ)なり (福田家「家訓」)
第4、 家を保つ道は勤と倹とにあり (外村与左衛門家「謹言」)
第5、 なるたけ質素に暮らし申すべし定りたる事を無理に減じるは悪し (西村彦兵衛家「家訓」)
第6、 心だに誠の道にかなひなば祈らずとても神やまもらん (向井家「家内諭示記」)
第7、 先義 後利 (大丸百貨店の社是)
第8、 商品の良否は明らかに、これを顧客につげ、いやしくも顧客の貧福貴賤によりて差等を付すべからず (飯田新七/高島屋の祖)
第9、 創業は易く守成は難し (呉 兢/中国・唐代の歴史家)
第10、 考え方の原点は、まずお客様に求めなければならない (伊藤雅俊/イトーヨーカ堂創業者)
第11、 大利の在る所は、大禍の伏する所なり (頼 山陽/江戸後期の儒学者)
第12、 無理と身勝手とをやめれば疑いなく安心になって繁盛する (佐竹家「家業一枚起請分」)
第13、 品物を吟味して濫造せざること (川端道喜)
第14、 他国へ行商するもの総て我事のみと思はず
其の国一切の人を大切にして、私利を貪ることを勿れ 
( 近江五個荘 中村治兵衛家「家訓」 )
第15、 物には時節 (井原西鶴/江戸時代の浮世草子作者)
第16、 満足した顧客は、最もよいセールスマンになる  (ことわざ)
第17、 将を射んと欲すればまず馬を射よ  (ことわざ)
第18、 元銭商いは上商い (ことわざ)
第19、 知らぬ米商売より知った小糠商い (ことわざ)
第20、 顧客サービスの第一は常に情報を提供することだ (トム・ピーターズ/アメリカの経営コンサルタント)
第21、 貧も富も我一心にあり ( 近江五個荘 中村治兵衛家「家訓」 )
第22、 やってみせて 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば人は動かし (山本五十六/元連合艦隊指令長官)    
第23、 二つの矢を持つことなかれ 後の矢を頼みて始の矢になおざりの心あり (吉田兼好/鎌倉末期の歌人)
第24、 苦は楽の種、楽は苦のたねとしるべし (宇佐美松鶴堂「家訓」)
第25、 用心は無事なるうち (江島其磧/江戸中期の浮世草子作者)
第26、 金がなければ知恵を出せ 知恵がなければ汗を出せ (井原西鶴/江戸時代の浮世草子作者)
第27、 世界にこわきものは、酒の酔と金の利にて御座候 (井原西鶴/江戸時代の浮世草子作者)
第28、 泳ぎもせず 漕ぎもしないで 一生を終わるな (赤根祥道/禅の研究家)
第29、 銭といふ字は、金に戈を二つ書く (岩垣光定/江戸・宝暦期の町人学者)
第30、 己が勢い七、八分と覚るときは止むべし (岩垣光定/江戸・宝暦期の町人学者)
第31、 彼を知り己を知れば百戦殆うからず (孫 武/中国・春秋時代の兵法家)
第32、 借金を返す者は、信用を倍にする (ユダヤの格言)
第33、 和を以って貴しと為し、忤うこと無きを宗とせよ (聖徳太子)
平成7年度の調査研究事業として発刊しました「京のあきんど精神注入棒」
(編集委員:黒崎徳之助 高木健次 橋本好一 船越昇 松田幸之助)からの抜粋を掲載したものです。


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