MONTHLY JOHO KYOTO
けいはんなプラザ -21世紀を展望する 「交流の場」の創出をめざして-
ここでは、21世紀に向けた情報通信基盤の整備およびアプリケーションの開発を目指し、BBCC(新世代通信網実験協議会)によるB-ISDN実用化実験やPNES(新世代通信網利用高度化協会)によりパイロット事業が展開されています。 1994年秋には「けいはんな学研都市フェスティバル」が開催され、今21世紀に向けた都市整備をさらに推進するため、セカンド・ステージ・プランの推進調査が進められています。 また、「国立国会図書館関西館(仮称)」や「国立文化財総合機構(仮称)」などの構想の具現化も進められています。なかでも、1993年4月にオープンした「けいはんなプラザ」は、都市の中核施設として、文化・学術・研究の交流を総合的に推進していく重要な役割を担っています。 人と情報が出会う創造空間
さらに、その成果を世界に向けて発信する、情報発信基地としての役割や都市生活を送る上での出会いの場、憩いの場となることも重要な役割です。 フレックスな研究レンタルスペース
7階には、京都府交流室があり、異業種交流会などの会合にも利用されています。 また、屋上には高速交通時代に対応するヘリポート(関西国際空港から約20分)も完備されています。 スーパーラボ棟は、精密測定器やクリーンルームなどを必要とする特殊な実験に対応しています。クラス100レベルまでの垂直層流方式のクリーンルームに対応可能な階高(7m)と振動源を切り離した建物構造により、電子顕微鏡などの精密測定機器の設置も可能です。基準平面は約100uを単位とし、各階6ユニットの2階建で、計12ユニットありますが、1フロア約680uをワンルームとしての使用も可能です。また、室外機置場や、中和槽などの薬液排水処理施設を設けているので、室外機器の設置や薬液の処理が容易です。 強力な情報プラットホーム
また、これらの施設のほかに、世界をリードする会議、イベントが催されるコンベンション施設はメインホール、会議室、イベントホール等からなり住友グループから(財)関西文化学術研究都市推進機構に寄贈され運営されています。この、メインホールは、収容人数1,000名で国際会議を始めとする各種コンベンション、コンサート、演劇など多様な利用形態に対応できる最新鋭の設備をほこるホールになっています。また、けいはんなプラザには、“けいはんな都ホテル”もあり、研究者、ビジネスマンの宿泊を考慮して全室パソコン、FAXが対応可能になっています。 DATA
|