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●今後の医療制度全般の改革の潮流

そして1型DMに限らず、今後の医療制度全般の改革の潮流としては、次のようなものが挙げられます。それは例えば、最近よく話題になる、カルテ開示など情報公開の促進、そしてオルタネィティブリソース(代替医療資源)の充実、セカンド・オピニオンの普及などです。

ある医療機関の方針にどうしても納得できない場合、我慢して継続するのではなく、別に求められるようにしておくことは大切ですし、主治医の説明に疑問があったとき、別の専門家の意見も聞けるようにしておくことは重要でしょう。

また、これはまだ先の話になると思いますが、病院を選択する際の基準として、第三者評価機関の設置・充実を検討していただきたいと思います。これはいわば「格付け」制度の一種であり、医療機関自身が広報する内容ではなく、ミシュランやムーディーズのように、医療機関を第三者が評価し、選択の目安とする制度です。ただ、これは評価基準の決定方法とその公平性が問題なってくるので、その部分の解決はしておく必要があります。