●社会的状況の変化
次に、ジャンボリー、トップセミナーを取り巻く社会的状況としても大きな変化が表われています。これは皆さんもご存じの通り、インターネットに代表されるIT・InformationTechnologyの社会的普及です。このITの普及により、最新の医療情報は瞬時に手に入るようになり、これまで時間と距離に隔てられていた1型DM患者同志の交流、コミュニケーションも非常に活発になってきました。今回のフォーラムも、私が個人で運営しているWebページ“IDDM-Network”をご覧になって来ていただいた方が何名かおられると思います。
さて、こうした状況の中、全国の1型DMの方々が遠路はるばる1箇所に集まってイベントを行うことに意味があるのかとの疑問が出されるようになってきたのです。いわゆる「ジャンボリー、トップセミナー不要論」ですね。それでは、こうしたイベント・行事は本当に必要なのでしょうか?
ではジャンボリー、トップセミナーの意味・意義の検証に入る前に、1型DMとはそもそも何であったか。1型DMとその医療について、ここでもう一度おさらいをしておきたいと思います。
|
|