●小児慢性特定疾患
【しょうに・まんせい・とくてい・しっかん】
(一般名)


1974年度に始まった「小児慢性特定疾患治療研究事業」の対象となっている疾患のこと。

小児の慢性疾患は、その治療が長期にわたるため、医療費の負担も高額になり、これを放置することは、児童の健全な育成を阻害する。小児慢性特定疾患治療研究事業とは、18歳未満(疾患によっては20歳まで)の、慢性特定疾患に指定する疾患に罹患する患児の家庭の経済的・精神的負担の軽減を図ることと、その医療の確立と普及を図るために、医療費の公費援助を行う制度である。

糖尿病も特定疾患のひとつであり、糖尿病(IDDM・NIDDMともに)の小児患者は、居住都道府県に申請すると、18歳未満では医療費の自己負担が無料となる。(ただし、18歳から20歳未満の2年間に関しては、各地方自治体による裁量に任されており、自治体によっては援助が行われ、自己負担が無料になっているところもある。)

しかし、小児慢性特定疾患の中には、糖尿病のように成人してからも継続的に医療費の負担が必要な疾患もあり、居住している地方自治体によっては援助が得られる年齢が異なるなどの問題もある。

糖尿病以外の小児慢性特定疾患群は以下の通り。

悪性新生物/慢性腎疾患/ぜんそく/慢性心疾患/内分泌疾患/膠原病/先天性代謝異常/血友病等血液疾患/神経・筋疾患

* 詳細は、各都道府県のホームページ等を参照してください。