●自己血糖測定器

【じこ・けっとう・そくてい・き】(一般名)


自己血糖測定(SMBG(→))を行う際に用いる小型の電子機器で、微量の血液によって血糖値を測定する。メーカーによって差異があるが、5秒から30秒程度の測定時間で血糖値を表示できる。特に、血糖値が不安定になりがちなIDDM患者にとっては、日常生活を送る上で欠かせないツールのひとつである。技術開発の進歩により、血糖測定時間の高速化、必要な血液の微量化、機器の小型化が進んでいる。

主な自己血糖測定器としては以下のようなものがある。(アイウエオ順)

・ アキュチェック(ロシュ・ダイアグノスティックス(独))
・ グルコカード(アークレイ(日))
・ フリースタイル(セラセンス(米))
・ メディセーフ(テルモ(日))
・ ワンタッチウルトラ(ジョンソン・エンド・ジョンソン(英))

現在市場に出ている自己血糖測定器は、全て血液の採取が必要であるが、各医療機器メーカーでは、非侵襲(=血糖測定に際し、針を刺して血を採取しなくてもよい)タイプで、かつ継続的に血糖値をモニターできる自己血糖測定器の開発が進んでいる。ペンドラゴン・メディカル社(スイス)の「ペンドラ」がその代表例であるが、現在欧州の主要な医療機関を通じてテスト中である。

(ペンドラゴン・メディカル社のホームページ(英語))
http://www.pendragonmedical.com/index.aspx
(「ペンドラ」の現在の開発状況について(英語))
http://www.pendragonmedical.com/content/company_news_details.aspx?NWS_News_ID=14