●CPR(C-ペプチド)
【しー・ぴー・あーる(しー・ぺぷちど】
(検査指標名)
(英:C-Peptide immunoReactivity)



膵β細胞がインスリンを分泌するときに副産物として生成される物質。特に作用はない。

CPRは、インスリンとほぼ1:1の割合で生成され、尿中および血液中に排出されるので、CPRの生成量を測定することでインスリンの自己分泌能力を判定できる。

CPRは、1型DMの場合では発症直後やハネムーンの際に自己分泌の程度を調べるために測定されたり、2型DMの場合では経口剤とインスリン注射のどちらを処方するのが必要(適切)かを判断する際に測定されることがある。

CPRは血中の濃度や1日に尿中へ排出される量で測定されるのが一般的で、それぞれの正常値は以下のとおり。

・血中CPR値(空腹時)1.5ng〜3.0ng
・1日尿中CPR排泄量 35μg〜50μg

血中CPR値(空腹時)が0.5ng以下、1日尿中CPR排泄量が20μgを下回っている場合、インスリン注射が必要であると考えられる。

(※)単位について
ng (ナノグラム)  : 十億分の1グラム
μg(マイクログラム) : 百万分の1グラム
  
参考: http://www.hit-1.net/diabe/tou005.html
http://www.noguchi-med.or.jp/dm/aboutdm7.htm