●難病(特定疾患)
【なんびょう(とくていしっかん)】
(一般名)



 難病とは一般に「不治の病」と捉えられることが多く、その時代時代の医療水準や社会事情によって変化するものであるが、現在の「難病」の定義が確立したのは、昭和47年の「難病対策要綱」(http://www.nanbyou.or.jp/what/nan_youkou.pdf)によってである。

 これによると、難病対策として取り上げるべき疾病の範囲は、下図のように二つの点に整理されている。

 すなわち、医学的に治りにくい、原因も必ずしも解明されていないような、患者の立場からはなかなか治り難く経済的に非常に負担となるような病気を難病とするという医学的観点からの考え方と、それに加えて、治療がはっきりしているものであっても、治療の時期を誤るとかその他の理由から病気が慢性化し、障害を残して社会復帰が極度に困難もしくは不可能である患者も難病患者と考える、という社会的観点である。

 現在は、ベーチェット病や多発性硬化症をはじめとした121疾患(http://www.nanbyou.or.jp/what/nan_itiran_121.htm)が調査研究の対象となっており、そのうち45疾患が医療費公費負担の対象に指定されている。1型DM(糖尿病(高血糖症))は、現在特定疾患には指定されていないが、難治性であることや、経済的負担軽減の観点からも、「難病」として指定されることは、最も有効な問題解決方法のひとつであると思われる。

参考: http://www.nanbyou.or.jp/what/nan.gainen.htm