●民間療法
【みんかん・りょうほう】
(一般名)



科学的に効果が立証されている訳ではないが、世間に出回っている経験などに基づいた治療方法。具体的なものは非常に幅が広く、健康食品に始まり、まじないや祈祷なども民間療法に含まれる。一般的にはほとんど効果がなく、かつ比較的高額なものが多い。

糖尿病の治療には本人の強い意志が必要な上、一朝一夕に効果が現れたり完治したりする病気ではないこと、またその語感のイメージが悪いため、病院に行くことをためらう人が多いなどの性格上、民間療法が流行りやすい疾患であると言える。

民間療法に関する様々なアンケート調査によると、糖尿病に関する民間療法の状況は以下の通りである。

<具体的な療法>
ドクダミ茶、クロレラ、杜仲茶、ウーロン茶、アロエ、ハトムギ茶、グァバ茶、黒酢、番茶、ローヤルゼリー、プルーン、バナジウム水

<糖尿病患者の使用状況>
約50%程度が民間療法を経験し、約20%は現在も継続中である。男性患者より女性患者の方が民間療法を使用する傾向がある。始めるきっかけは、「マスコミの影響」と「友人・知人のすすめ」が約8割を占める。かかった費用については、10〜50万円と100〜500万円がそれぞれ約3割で、100万円以上の占める割合は約4割である。

<効果について>
民間療法を行っている患者とそうでない患者を比較した場合、HbA1cの改善については有意な差は認められない。ただし、この調査は病院が通院している患者を対象に行っているものなので、民間療法のみに頼っている患者がカウントされておらず、その点は割り引いて考える必要がある。