●グリセミック・インデックス
【ぐりせみっく・いんでっくす】
(一般名)




人が炭水化物を食物として摂取すると、最終的にはブドウ糖に分解され、血中の糖分濃度、すなわち血糖値が上昇するが、食物摂取から分解までの速度は食品によって異なっている。その速度を数値化したものを「グリセミック・インデックス」と呼ぶ。(分解の最終形であるブドウ糖を100としている)。つまり、同じカロリー(熱量)の食品を摂取したとしても、グリセミック・インデックスの高い食品は摂取したときに血糖値の上昇が急激であり、グリセミック・インデックスの低い食品は血糖値の上昇が緩やかである。

<グリセミック・インデックスが比較的高い食品の例(80〜100)>
食パン(95)、フランスパン(95)、じゃがいも(90)、精白米(88)、もち(85)、うどん(85)、ロールパン(80)、そうめん(80)
<グリセミック・インデックスが比較的低い食品の例(80未満)>
パスタ(65)、玄米(55)、ライ麦パン(55)、そば(54)

DM患者の場合、血糖コントロールをよりよくするため、可能であれば、単にカロリーだけでなくグリセミック・インデックスを考慮に入れて食事を摂ることが望ましい。例えば、IDDM患者の場合、パスタのようなグリセミック・インデックスの比較的低い食品を摂った場合、超速効型インスリンだけを使うと、血糖値の上昇が間に合わず、食事直後に低血糖になることもあるからである。また、NIDDM患者であれば、グリセミック・インデックスが低い食品を摂ることを心懸ければ、急激な血糖上昇を抑えることができるので、膵臓への負担が軽減されることになる。