補食
【ほしょく】
(一般名)


 強化インスリン療法など、DMの薬物療法を行っている際に、予期される低血糖を予防するために摂る簡易な食べ物もしくは飲み物のこと。ただし、実際に低血糖になってから、単純糖質以外の補食を摂ることは、血糖が上がるのに時間が懸かる上、次の食事の量に影響を与えるので、あまり望ましくない。

 睡眠中の低血糖予防のために食べる夜食など、毎日決めて食べる補食の場合は、指示エネルギー量の中で調節して食べる。いつもより激しい運動をする時や急に運動することになった時などに、予定外に摂る補食の場合は、指示エネルギー量に含めずに食べる。

 低血糖時の対処として考えるべきこと。

1) とりあえず今現在の低い血糖値を上昇させ、低血糖症状を取り除く
速やかに体内に吸収される砂糖やブドウ糖、あるいはそれを含む飲料などが適している。
   
2) 現在の低血糖を改善させた後、次の食事までに再び低血糖になるのを防ぐ
次の食事時間が近い場合:砂糖やブドウ糖に引き続いて食事を摂る
そうでない場合:単純糖質以外の炭水化物を0.5〜1単位補食する
3) 今は低血糖ではないが、運動などで血糖が下がり過ぎるのを防ぐ
運動の持続時間や運動強度に応じて、単純糖質やそれ以外の炭水化物をうまく組み合わせて1〜2単位くらい(個人差や運動の程度で違いが大きいので注意が必要)
よって具体的には、次の2種類を組み合わせて準備すると良いと考えられる
血糖を速やかに上げるもの(その代わり、血糖が下がるのも早いので注意が必要)
具体例: 砂糖、ブドウ糖、砂糖入りの飲料
血糖をゆっくり持続的に上げるもの(ただし低血糖の速やかな改善には適さない)
具体例: スナック菓子、パン、おにぎり