9月22日(日) 15:00〜 
体験談「IDDMの自立をめぐって」
4.「膵・腎同時移植を体験して」
星 和子さん

鈴木敏代さんからの紹介では、星さんが東京のトップセミナーでパネラーをしていたのを京都の医師が目を付けて膵・腎同時移植の話が持ちかけられたそうです。7年前に筑波大学で膵・腎同時移植が行われときにはその患者は何時間か後に死亡しているので、そのことを考えると非常に心配だったそうですが、星さんは今とても元気に毎日を過ごしておられます。


12月の初めにこの膵・腎同時移植の話がありましたが結局それはお流れとなり、その次の機会に移植を行うことにりました。私が透析に入った時代には透析開始3年後の生存率が50%でしたが、自分は敢えてそれに挑戦するつもりでいました。そんなふうに考えていた私に移植の声が懸かったのは、医者の側にもそれなりにメリットがあるからであって、理由がない訳ではないでしょう。これまで「実験台」として扱われそれに反発して生きてきた訳ですが、こうなったら最後まで付き合おうとそのとき覚悟を決めました。自分で決めてきたので、その結果がどうなろうと後悔することはない、と。

(以下、記録できませんでしたので、記憶している範囲で書きます)

その前の晩はちょうどクリスマスでしたので、思い残すことがないようお腹一杯ケーキを食べて(笑)、それから手術に臨みました。

一応手術は成功し、手術後は腎臓がよくなったので子供を産むことを許可してもらったり、あるいは普通のことが普通にできるようになりましたので、今の自分には満足しています。

ただし、移植をすると免疫抑制剤などの弊害があるのでいいことばかりではありません。それに、最近では移植した膵臓の機能の方がかなり低下していて、身体の状態としてはNIDDMに近くなっています。



星さんの体験談はキーを打つ手が追いつかず、中途半端になってしまいました。済みません。




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