【京都】ソフト開発のアクト（京都市，秋田公司社長）は６日、室町時代の京都をテ−マにした学習用ＣＤ−ＲＯＭ（コンパクトディスクを使った読み出し専用メモリ−）を発売する。 京都の史跡や文化財について動画や音声、文字情報を盛り込み、操作も簡単にした。小，中，高校の授業用教材のほか，一般向けにも売り込む。
発売するのは「タイムトラベル in KYOTO with GPS version室町」。現在の京都市街図をもとに、室町時代の事象に関する１５ヶ所の史跡をパソコン画面上で自由に訪ね歩き，約２５０に上る項目を検索できる。池坊や裏千家、能楽金剛流といった伝統芸能の家元や京都の社寺仏閣、博物館の協力を得たほか、ＮＨＫや東映からドラマや映画の画像の提供を受けている。
学習状況を把握できる履歴記憶機能や、関連情報をメモしておけるしおり機能も搭載している。価格は１８、０００円で，教師用に学習指導マニュアルを別売する。来年３月までに３、０００本の販売を見込んでいる。