Bing関西版 1988/12/01号

「人間本位」の合理化を目指して、
(株)アクト設立!

 (株)秋田製作所(電機設計・機械加工・板金加工)を筆頭としてシステム開発を行うアクトFAプロモーターズから、この9月に(株)アクトが独立し、注目を集めている。FAプロモーターズに参画しているのはこの他(株)サンアイ設計事務所、京伸技研、林電機(株)、(株)タックテックの四社。
 これらのグループで蓄積したノウハウを複合技術にまとめて組織化をし、企画・開発・販売を軸として設立されたのが「(株)アクト」だ。
 そもそもFA(ファクトリー・オートメーション)とは生産・管理のソフト・ハード両面に於ける合理化システムのこと。この情報化社会に於て商品のサイクルは急激に短くなって多様化が進み、短期間に様々なニーズを現場に反映させることが難しくなりつつある。特に数字的な管理や合理化だけではこの現状に対応しきれず「機械はセミ・オートでよいのでは」という声も上がる。そこで生産性の向上を求めながらも、あくまでも現場に携わる一人一人の人間性を追求するシステムの構築が、(株)アクトの理念だ。
 (株)アクト秋田公司社長は言う。「これからの技術者は 専門的であるだけでは駄目。システムを利用してトータルにコーディネートする力、それも技術です。」現在FAプロモーターズ全体で、売上は倍々ゲーム。社員も20代前半が中心で、グループ内の交流も活発だ。このたびFA対応のアプリケーションソフト発売が決まり、今後(株)アクトをリーダーにますますの活躍が期待される。今回の募集もそのためのもので「自分達で作った商品が世の中で使われる喜びを味わいたい人に是非、来て欲しい」と秋田社長。「個々のエンジニアが持つ発想を実現するのに、最も理想に近い場」という言葉に力がこもった。

アクトの目的は「社会に奉仕できる”仕事”を作る”人間”を創ること。

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