一休宗純(いっきゅうそうじゅん)1394〜1481

室町時代中期の禅僧。大徳寺第47世住持。幼名は千菊丸。
父は後小松天皇、母は藤原氏出身の伊予局ともいわれる。6歳で京都の安国寺に入り、その後、堅田の祥瑞寺の華叟禅師のもとで大悟。権威や戒律さえも否定した自由奔放で風狂な振る舞いは、後に「一休とんち話」を生むことになった。77歳で得た森侍者という女性との恋愛はあまりに有名。詩文や書画などにも造詣が深く、弟子で茶道の開祖村田珠光に「わび茶」の精神を伝えたといわれる。
一休寺(京田辺市)
(出典:京田辺市観光協会)