183.瑠璃色
「瑠璃色」は、七宝の一つに数えられている玉石の瑠璃の色のような、紫味の冴えた青色をいう。しかし、この冴えた瑠璃の色を、天然の藍で染め出すことは可成りの手練を要する。古代染色の瑠璃については『装束抄』に「濃花田色也。今濃浅黄ト云」と記され、『山槐記』には「浅黄号瑠璃色」とあって、大体、花田系統の色とされ、重色では、表空色・裏同色(『胡曹抄』)とあることなどから、それは実物の瑠璃の色に似たものではないことがわかる。
英名「コバルト ブルー」−コバルト絵具の青。
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