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181.紺
赤味を含んだ濃い青色をいう。「紺」は中国古来の染色名で、その名称、色調がそのままわが国に伝わったものである。紺の名は『論語』「郷黨篇」に「君子紺■ヲ以テ飾ラズ」（読み下し）と見え、その色調について『説文』は「紺、帛ノ深青ニシテ赤色ヲ揚グ」と記し、又『釋名』も「紺、含也、青ニシテ赤色ヲ含ム」と記している。紺色が赤みを含むことについて『日本色名大鑑』に「藍の中に副生物として赤く染まる染料を含んでいるから、天然のものは原料によってはかなり赤味にも染まる」とあるように、藍の単一染でも、濃染では赤味を含むことになる。
英名「パープル ネイビー」−英国海軍制服の紺色。
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