154.青磁色(秘色)
磁器の青磁の肌色のような、浅い緑味の青色で、古くは「あをじ」(『源氏物語』)と呼んでいる。また、青瓷とも書かれるが、瓷は俗字である。青磁の色には、淡い青色と、淡い緑味青の二系統があり、濃淡にも微妙な差があるが、「青磁色」は後者の、色票程度の色をいう。青磁器は「秘色」とも呼ばれるが、そのわけは、青磁器の肌色が神秘的な美しさを持つからである。
英名「ライト ターコイズ」−あさいトルコ石の色。
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