134.青丹
もと、顔料や化粧料の黛に用いた青土のような暗くにぶい黄緑色をいう。青土は「あおに」と読まれ、「青丹」と書かれるようになるが、この「丹」はもちろん土の意である。土に丹の字をあてることについて、伊勢貞丈は『安齋随筆』(天明四 一七八四)で「青き土を青丹と云ふは心得られぬ様なれど、物の名にも言語にも転用傍通あり、…丹は物を色どる物、青土も物を色どる物なる故、丹を転用傍通して青丹と云ふなり。赤きは丹の体なり、物を色どるは丹の用なり…」と説いている。
英名「カクタス」−サボテンの色。
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