114.青朽葉
朽葉色の系統で、赤朽葉、黄朽葉に対し、緑味の朽葉色をいう。「青朽葉」には、染、織、重の色があり、織色は、経青・緯黄(『装束抄』)、重色は、表淡萌黄、黄気アリ・裏青(『色目秘抄』)となっており、染色は、藍と黄蘗の交染である。青朽葉の色は『餝抄』に「其色薄青、花色トクサニ可染歟」とあり、『装束色彙』には「尋常ノ朽葉ノ青キ方ニ寄タル色ニ染ムベキ歟」とあるが、青朽葉の名義から見れば後者の説が正しく、色票のような渋味の緑黄色になる。
英名「オリーブ イエロー」−オリーブみの黄。
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