101.利休白茶
色票程度のうすい灰味の黄褐色をいう。「利休白茶」が染められるようになった時期は定かでないが、「りきゆう染」が寛政九年(一七九七)手写の『染物秘傳』に記されていることや、「利休茶」が『手鑑模様節用』の色譜に見えていることなどから、おそくとも寛政の初年頃ではないかと推測される。名称に冠せられた「利休」は、衆知の茶人、千利休を指すが、その染色名は、利休所好に因んでつけられたものか、或は「利休茶」や「利休鼠」に同じく彼の所好とは無関係で、名前だけを借りたものか、いずれとも断じ難い。
英名「シトロン グレイ」−シトロンがかった灰色。
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