36.江戸茶
江戸を冠して、新趣好の茶であることを強調した濃い赤褐色で、のちには「当世茶」と呼ばれている。江戸茶は江戸前期に憲法染や鳶色と共に広く愛用され、『御ひいなかた』(寛文六 一六六六)の小袖地色にもこの色が見えている。この種の小袖雛形本は今のファッションブックに当り、流行の先端を示すものであることから、江戸茶は当時流行色として愛用されたにちがいない。
英名「ガーネット ブラウン」−柘榴石の褐色。
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