17.蘇芳香
蘇芳の赤に黄を加えた紅味の褐色をいう。これは香染の変相色で蘇芳の香ともいう。本来の香染は丁字染であるが、材料が高価なために支子と紅花の交染で代用香染が行われた。蘇芳香は紅花のかわりに蘇芳を用い、同じく黄色を加えて褐色がからせた代用香染の一種である。「蘇芳香」は染色のほか、重色目にもある。
英名「コリンス ピンク」−ギリシャの壺の色から。
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