11.韓紅花 (深紅)
紅花の濃染による艶麗な紅赤色で、奈良時代ではこの種の濃い紅花染を「紅の八塩」(『萬葉集』)と呼んでいる。八塩とは八回染め重ねることで、濃染のことをいう。さて、「韓紅花」という染色名があらわれるのは平安時代からで、その名に冠せられた「韓」について『大言海』は「からは赤の略で、紅の鮮明なことをいう」と記し、『貞丈雜記』は「唐土より渡りしと云物にてはなし。只紅のこき色にて黒みあるほどをさして云也」と記している。
英名「ローズ レッド」−バラの赤。
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